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2017年10月20日金曜日

やまねこ通信390号ジェンダー差別を黙認すると戦争が始まるぞ。衆院選挙投票の前に!

@@@やまねこ通信390号@@@
ジェンダー差別を黙認すると戦争が始まるぞ。
衆院選挙投票の前に!

ジェンダー差別を黙認すると戦争が始まる!
女性差別に気づかぬ男性は、格差社会、雇用格差に
ついて語るな!

「選挙で忙しいのに、ジェンダーなんて言わないで
くれ!」オジさん社会からこんな声が聞かれそうです。

「「若い」「女性」には、政治の世界は任せられませ
んか?」

若いママが選挙活動する中、このように叫ばなくては
ならない眼差しが投げられています。

脱原発、9条を守る護憲集団リベラルに括られる中に、
男性中心の「オジさん社会」の考えのまま、エラそう
に演説をぶつ男性が多いのです。

「女、女というな。社会全体が改まれば、女だって良
くなるんだ!社会が豊かになれば、あるいは革命の暁
には(もう終わってるけど)!」。こうしたホンネが、
これら男性の腹には宿っているのです。

あ、長野4区の反自公勢力は、候補者が女性だったぞ!
どれほどの人が、この意味に気づいているのか?

▲こんなことを見聞きしませんか?妻の就職に夫や夫
の実家が反対。家事育児を担う女性はキャリアを中途
であきらめる。母がひとりで働いている。高校進学の
時、姉娘は母の苦労を見かねて定時制高校に進学。弟
に全日制に行かせ大学にも行かせようとの気持ちだっ
た。ところが、就職した会社で、学歴差別に出会う。
定時制の女子は正規雇用に入れず、夜間の勤務を余儀
なくされカラダを壊し退職する。昼間の高校を出た女
子は正規雇用で組合に守ってもらえたのだが・・・

DVを働く夫から離れたくても難しい。「命の危険を感
じる程度の暴力」DVを受けている女性、全国に180
万人。

あまりにも見慣れた光景だろうか?

▲「安倍政権300議席の勝利」、との選挙予測が新
聞にデカデカ躍っています。だとしたら、現在の男女
平等をめざしていた社会から、男女不平等社会をめざ
す「改憲草案」が実現する道に、一歩足を踏み出すこ
とでしょう!

今後、「男は男らしく」、「女は男に従順に」との軍
事国家へと日本を作り変える構想が着々表面化するで
しょう。
男性は家長に。「国を守るということは、自分の家族
を守ることである」。女性は男性の補助役に。

▲自民党の改憲草案では、「婚姻・家族における両性
平等の見直し」「社会保障を支える国民の義務」が原
則になります。
この10数年、「ジェンダーバッシング」が全国で吹
き荒れました。「ジェンダーフリー」と語りそうな講
師の講演会に公的会場を貸さない事件などが。

さらに性暴力の加害者被害者を産まないためになされ
てきた性教育。ところが「寝た子を起こすな」と日本
会議所属の国会議員(山谷えり子等)から反対が。

これらは改憲草案24条の先取りといえるでしょう。
9条があるにもかかわらず、「集団的自衛権」「国際
貢献」(自衛隊の海外派遣)が、閣議決定されたと同
様です。

▲「失って初めてわかる、男女平等・ジェンダー平等!
」ちの男女共生ネット・第24会勉強会(10月28日
(土)午後、茅野市家庭教育センター2階)。
男女差別・ジェンダー差別とはなにか?家族で、学校
で、地域社会で。この国の男女平等・ジェンダー平等は、
何によって支えられてきたのか?>

 第1部
そもそもジェンダーって?  菊地 栄
 教育とジェンダー格差    長島 環
 男女共生と私のジレンマ   小林美和
 第2部:<憲法勉強会> 
 憲法は男女平等         藤瀬恭子

時:10月28日(土)午後1時半~4時半。
所:茅野市家庭教育センター2階。
  (こり:会場がいつもと違いますよ~)

ちの男女共生ネットの、ピッカピカの仲間たちが報告を
します。どうかお楽しみに!

やまねこは、ジェンダー差別撤廃活動に対するバッシン
グがどんなものであり、その推進者はどんな背景をもつ
のかについてお話します。

▲次は毎日新聞のコラム紹介。
途上国の女の子5人に1人は「女の子だから必要ない」
などの理由で初等教育を終了できない。15~19歳で
出産する女性が年1400万人いる。国連児童基金の調
査。男性と等しく教育を受け、社会に参加して発言し、
政治や経済、学術などの分野でリーダとなれば、世界に
もっとたような視点が広がるだろう。差別や貧困などの
問題を解決に導く大きな力となるだろう。

国連は11日を「国際ガールズ・デー」と定めた。今年
6回目だ。ネパールのラージクマリさんは、日本の女性
について語りかける。
「恵まれた環境を生かし手にしている権利を使い、あなた
の夢をかなえてください」。
ところが、絶対的貧困から抜け出している多数の日本女性
たちは、果たして恵まれているだろうか?手にしている権
利に気づいているだろうか?(Facebookやまねこの投稿)

▲毎日新聞10月11日(水)「女の子だから」と……
=中村秀明
<sui-setsu>
 
 先日会ったネパールのラージクマリさん(23)は、機
会を求めながら果たせない少女時代を送った。
 母と兄弟姉の5人暮らしだったが、小学校には行けず、
9歳で「カムラリ」と呼ばれる住み込みの家事労働を始め
た。料理以外はすべてやらされ、雇い主の子の通学時はか
ばん持ちまでさせられた。3年後に家に戻り、ようやく学
校に通い始めた。

 17歳でまたカムラリになる。ある金持ちが「大学に行
かせてあげる」と言ってくれたからだ。1年働いたが、約
束は口だけだった。
 その後、民間の支援組織に自ら直接連絡し、その援助で
医療補佐の専門課程を学んだ。今は公務員採用試験の結果
を待っている。

 世界を見渡せば、彼女は特殊な境遇ではない。国連児童
基金によると、途上国の女の子の5人に1人は「女の子だ
から必要ない」などの理由で初等教育を修了できない。そ
して、15~19歳で出産する女性が年1400万人いる。

 もし、男性と等しく教育を受け、社会に参加して発言し、
政治や経済、学術などの分野でリーダーとなれば、何が起
きるか。世界にもっと多様な視点と手法が広がり、差別や
貧困などの問題を解決に導く大きな力となるだろう。

 こうした考えから国連が、11日を「国際ガールズ・デ
ー」に定めた。今年で6回目だ。ラージクマリさんは関連
行事を企画した支援団体のプラン・インターナショナル・
ジャパンが招き、来日した。

 自らについて話した彼女は最後に日本の女性に向けて語
りかけた。
 「恵まれた環境を生かし手にしている権利を使い、あな
たの夢をかなえてください」
 「ありがとう」や「支援をもっと」ではなかった。より
多くの女の子に公平な機会がもたらされ、世界を変えてい
く力となる方法について彼女が学び、考えたことなのだろ
う。それはすでに権利を手にした人たち、先を進む人たち
の意識や行動が大切なのだという訴えだった。(論説委員)
https://mainichi.jp/articles/20171011/ddm/007/070/162000c


こりでした。「今日は、やまねこ通信、二日連続だったね!」

うらおもて・やまねこでした。「これからも・・・」

2017年10月19日木曜日

やまねこ通信389:「失って初めてわかる、男女平等・ジェンダー平等」10月28日午後1時半

@@@やまねこ通信389号@@@
「失って初めてわかる、男女平等・ジェンダー平等」
10月28日午後1時半より

こり:解散総選挙の最中だね。
やまねこ:自公政権が300議席を取るとの予測が
公示直後に出たからがっかりしたけど。

けれど、安倍首相続投に賛成する:34%、
反対だ:51%なんだ。

枝野新党・立憲民主党の支持率が日を追って高まっ
てる!
10月17日朝日世論調査、比例区投票先は、自民
党が34%(10日前よりマイナス1ポイント)
立憲民主党が13%(同プラス6ポイント)。
希望の党11%(同マイナス1ポイント)より支持
率高くなった!
比例区社民党、日本共産党も忘れないでくださいね。

こりは投票相手決めたの?
こり:好きな候補者いないんだもん!
やまねこ:選挙は「好きな候補者」に投票する機会
ではないのよ。AKB48の総選挙と違うんだ。
落としたい候補者、最悪の候補者、長野県だったら
エラそうな顔してる長靴議員みたいなヒト。埼玉な
ら「このはげ~!」の女性議員。こんな最悪の議員
を落とすには、誰に投票したらいいかなと考える。
こり:すると、全然、好きじゃないけど悪い方から
2番目の議員に投票するのか~!(´;ω;`)
やまねこ:そうなんだ。これを「戦略的投票」と呼
んでるよ。昔から選挙ってそうだった。

▲さて、ちの男女共生ネットの勉強会が来週土曜日
に近づきました。
今回は「失って初めてわかる、男女平等・ジェンダ
ー平等」とのテーマ。
男女差別・ジェンダー差別とはなにか?家族で、
学校で、地域社会で。この国の男女平等・ジェンダ
ー平等は、何によって支えられてきたのか?>

 第1部
そもそもジェンダーって?  菊地 栄
 教育とジェンダー格差    長島 環
 男女共生と私のジレンマ   小林美和
 第2部:<憲法勉強会> 
 憲法は男女平等         藤瀬恭子

時:10月28日(土)午後1時半~4時半。
所:茅野市家庭教育センター2階。
  (こり:会場がいつもと違いますよ~)

こり:報告する仲間は、今、準備中なんだろうね。

やまねこも準備中。
ジェンダー差別のテーマで、気になる記事を、次に
紹介します。

▲サウジアラビアで女性の運転がOKに。「運転は卵巣
や骨盤に悪影響を与える」などとイスラム聖職者が。
笑ってはいけない。日本でも女子は専門職に向いてい
ないともっともらしく語られていた。

女は毎日の家庭での食事を作ることはできるが、専門
の調理人の能力はない。調理人は男しかなれない。専
門家である調理師であれ仕立て屋であれ、男性しない
ないから。このように、女と男は生まれつき能力が違
うように言われていた。子ども時代からやまねこは何
度も聞かされてたよ。

ところがなのだ。問題は、男性に生まれつき能力があ
るないではないのだ。調理師、仕立て屋などの職人の
世界、徒弟奉公とギルドの世界には、西欧でも日本で
も、女性は入ることが禁止されていたのだ。

こうした女性に対する社会的禁止・差別をジェンダー
差別と呼んでいる。ジェンダーとは、社会的歴史的な
性別である。生殖のための身体の性別はセックスとい
う。

次は毎日新聞10月14日の記事です。
▲ アバヤという黒いコートをまとったサウジアラビ
アの女性が車のハンドルを握っている。助手席のひげ
の男性が「どこへ行くんだ」と尋ねると、女性は答え
る。「21世紀よ」

 米紙ニューヨーク・タイムズ(国際版)の政治漫画
である。サウジで女性の運転が解禁されたことを機に、
同国の前近代性を皮肉ったのだろう。助手席の男性が
どことなくサルマン国王に似ているのがミソらしい。

 この超保守的な国に行かれた読者は多くあるまい。
イスラムの聖地メッカとメディナを擁し人々は性格温
和、社会は静謐(せいひつ)という表現がぴったりだ
が、女性の権利には大いに問題がある。

 その一つが運転免許だ。「運転は卵巣や骨盤に悪影
響を与える」などとイスラム聖職者が言ったりして長
い間、女性にはご法度だった。要は女性が自由に動い
ては困るのだろう。

 転機が訪れたのは1990年8月。イラク軍に侵攻
・占領されたクウェートの女性たちが、隣国サウジへ
車を運転して逃げてきたのだ。
 イラクの占領(湾岸危機)とは別の大事件だった。
サウジのある王女は「運転が許されるクウェートの女
性たちを見て、私はわくわくすると共にねたましさも
感じた。西洋の女性はこの気持ちを理解できまい」と
語り、男性支配(male mastery)が重く
のしかかるサウジの社会を嘆いた。王女の聞き書きを
本にしたJ・サッソンの「プリンセス」の一節である。

 3カ月後(同年11月)、また事件が起きる。サウ
ジの首都リヤドで約70人の女性が数十台の車を連ね
てデモ行進した。外国で取得した免許証の保持者である。
 
「イスラムは女性の運転を禁じていない」。彼女た
ちの訴えはもっともだったが、当局は宗教令(ファト
ワ)で女性の運転を正式に禁じ、デモ参加者を処罰し
た。サウジにいられなくなり外国へ出た女性も多かった。

 私はその一人と米国で接触を試みて土壇場でキャン
ルされたことがある。周囲の監視も厳しいようだ。

 その後も同様のデモが起きたが、2011年の場合は
政府が女性たちへの処罰(むち打ち10回)を猶予する
など柔軟姿勢に転じた。そしてサルマン国王は先月26
日、女性の運転を認める勅令を発布したのである。

 サウジと縁浅からぬ私もうれしいが、女性の権利拡大
はイスラム社会をより豊かで多層的なものにし、過激派
の暴走の抑制にもつながるのではないか。その意味でも
喜ばしい改革だと思う。(専門編集委員)

こりでした。Facebookだけでなく、やまねこ通信をサボ
らないで書くように、やまねこにしっかり言っておきま
すから、お見捨てないようにお願いいたします。


うなだれる、うらおもて・やまねこでした。m(__)m