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2011年7月17日日曜日

女子サッカー、男子選手の一割にも満たぬ年収を早く引き上げよ! 女性と男性の育休取得率低下

@@@@やまねこ通信113@@@@

●「女のくせに!」罵りに負けなかった澤穂希、

女子W杯なでしこジャパンが決勝に勝ち残っている。目下スポーツ
番組の主役である。キャプテン澤穂希は小2で地域の男子チームに
一人だけの女子選手として参加。

試合中に「女のくせに!」と足を蹴飛ばす相手チーム選手がいたの
で試合中に追っかけた。試合後、母満寿子(まいこ)さんはそれを
たしなめることなく「いつか素晴らしい選手になって、見返してや
りなさい」と励ました。

日本国内では予選を勝ち抜いても「前例がない」と全国大会に出場
できなかったことも。15歳で日本代表デビュー。20歳から4年間、
レベルの高い米国に単身渡る。その澤穂希が率いる杯なでしこジャ
パンの決勝戦の相手はアメリカだ。

  男子選手の一割にも満たぬ年収を早く引き上げよ!
なでしこジャパンは日本サッカー協会に所属している。協会は、活
躍を評価してボーナス増額を検討することを明言。

日本のサッカー界は、Jリーグ発足以来、人気が高まってきた男子
に比べ、女子は常に日陰の存在。待遇にも大きな開きがある。協会
の規定では、W杯優勝ボーナスは男子の3500万円に対し、女子
は150万円。準優勝は男子の2500万円に対し、100万円と
女子は男子の10分の1にも満たない。

しかし、日本サッカー史に残る快挙で、協会側は、優勝賞金100
万ドル(約7900万円)を代表全選手21人で分配することを基
本に、優勝ボーナスを倍増の300万円程度に引き上げることを理
事会で審議する方向だ。

日本のエース、沢(INAC神戸)でさえ、年俸は360万円程度
といわれ、多くの選手が社業を兼ねたり、コンビニのレジ打ちなど
アルバイトで生計を立てているなでしこジャパン。

高収益体質の日本サッカー協会。あれだけ高いメディア露出度の女
子サッカーを早く経済的に評価せよとやまねこは言いたい。


  女性の育休取得率低下

男性の育児休業取得の政府目標は17年に10%に引き上げることだっ
たという。

ところが09年に子どもが生まれた人の育児休業の取得率は、女性が
前年度より1.9ポイント低下の83.7%。男性が0.96ポイント低下の1.
38%で、男女ともに低下した。

景気低迷を背景とした職場の人手不足や収入の減少などで、育児休
業を取らずに働かざるを得ない人が増えたためとみられている。厚
生労働省の2011円度雇用均等基本調査白書による。

パートや派遣社員など期限付き契約で働く女性の取得率は71.7%と
08年の86.6%から大幅低下。非正規雇用で働く人が取りにくくなっ
ている。

やまねこは考える。産前産後休暇は給料が支給されるけれど、育児
休業を取ると収入がゼロになる。その間の貯えがないと取りたくて
も取れない。恵まれた状態の人々だけがとれる休業。だとしたら休
業を取れる立場の人々は子どもが比較的増えることになるのだろう
か?

長野県内では育児休業取得女性は92.8%、男性は0.8%であったとい
う。男性全国平均1.38%に比して58%の実現である。17年目標の10
に高めるためには今後6年間で12.5倍の増大が必要である。

何が障害なのか。男性育児休業の必要が伝わっていないためではな
いだろうか。女性だけが育児休業を取る社会は、「女は子育て」の
社会である。子どもは二人で育てるを原則にしなくては。そうでな
くては女たちの社会参加が遅れてしまう。
悲しいけれどこれがこの国の現実である。

うらおもて・やまねこでした。

2011年7月16日土曜日

九電やらせメール事件、会社が悪いのは勿論だけど。被災地ボランティア、思い出の品を保存

@@@@やまねこ通信112@@@@
● 九電やらせメール事件
玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)2、3号機の運転再開の是非を
問うため経済産業省が6月26日にケーブルテレビで放送した県民
向け説明番組の際、九電課長級社員が子会社に、再開を支持する電
子メールを投稿するよう依頼していた。電力会社自らが「やらせメ
ール」で番組の公平性を阻害したことで、原発再稼働の是非だけで
なく、国の原子力政策への信頼を揺るがしかねない事態となってい
る。(以上毎日新聞WEB)

なかなか辞意を表明しない眞部利應社長に対し、15日海江田経済産
業相が辞任を促した。当たり前のことである。

九電に対し権力関係風下にあった子会社は、▽西日本プラント工業
▽九電産業▽西日本技術開発▽ニシム電子工業--。九電社内の▽
玄海原発▽川内原発(鹿児島県薩摩川内市)▽川内原子力総合事務
所(同)--の3部署の中堅社員3人に対して、具体的な文例まで
示して指示が流された。

番組にメールする際は九電関係者と分からないよう、自宅などのパ
ソコンからアクセスするようにとの指示付きだった。

子会社の社員は約2300人。番組中にメールが473件、ファク
スが116件寄せられ、141人が再稼働への賛成意見を寄せた。
賛成意見を引くと賛否が逆転した。
この数の男女比はどうなってるのだろうか。


やまねこは考える。
子会社社員たちが自宅パソコンから一般市民を装い、玄海原発賛成
のメールを送ったこの事件。私的時間と場所での活動だから、所属
長が点検することはできないはずだ。

この社員たちは、玄海原発のような古い原発の再開を本当に願い、
玄海の再開がなかったら九電が苦境に陥り、子会社である勤務先が
つぶれると本当に思ったのだろうか。あるいはそうした恫喝が社内
で流されることに対して、対抗的な理論構築を打ち立てないのだろ
うか。社会の公正とか未来の地球環境などは考えないとしても、子
どもなどの若い世代が家族や親族、友人の間にいてその将来を想像
することがないのだろうか。

それともテレビの討論会なんか大した意味はないからテキトーに対
応したのだろうか。どうだっていいや。無力感と虚無感によって支
配される毎日なのだろうか。

何らかの会社の従業員として働いたとしても、市民として自由にも
のを考えることを禁止されていいはずはない。誰であれどこかで勤
労することで生活を支え私的時間を確保する。この私的時間まで勤
務先資本に「管理」されていいわけがない。

たとえ九電との権力関係上、こうした上意下達の命令に服従すべき
であると、社内に常日頃恫喝指示が流されているとしても。組合が
逆の指示をしてくれないとしても。

自分の「自由」をしっかり確保する成熟した個人である市民がなか
なかこの国には育っていない。やはり「人と人の関係」が「民主化」
されてないと思う。


この国では、官僚組織であれ、企業であれ、組織という存在は、国
の中にある独立国のように振る舞っている。いったん、その中に入
ったら最後、自由な考えをしたら生きて行けないと思っている人々
の集団のように見える。
この点において社長から子会社の従業員まで同じに見えるのはどう
してなんだろう。

子どもたちの教育は学校の仕事としても、大人になってしまった人
々は、どうやったら変わることができるのだろう。

  被災地でのボランティア活動、がれき片付けから思い出の品の保
存へ。

蛍を見た夜、清水さんの妻ちよえさんは、陸前高田市の片付けボラ
ンティアに参加したことを言葉数少なに語った。

宿舎から毎日バスで被災地に向かう。道路の路肩が崩れたでこぼこ
道をバスはゆっくりと進む。車ののろさを見るだけで日常的世界と
は切り離された場所であることを痛感した。地上に形ある物のない
場所を車がゆっくり移動する。
まるで冥界に近いとの思いをいだいたという。

田圃の真中に残されているがれきを、道路際まで手作業で運ぶ。や
がてトラックが回収できるように。けれどがれきを片付けるという
より、思い出の品物を拾い上げる作業が主であったという。ちよえ
さんもピンクのノートを拾い出した。水で泥を洗い落として保存す
る箱に収めた。中にはしっかりした文字で日記が記されていた。持
ち主はいまどうしているのだろう。

S岡さちほさんからメールをいただいた。さちほさんは地方公務員
3月に退職し、自由になった時間を被災地のボランティア活動に
あてている。 

15日午前2時に石巻から帰宅。前回のボランティアの内容は被災
家屋の周りや側溝の泥だし、津波により1階の天井付近まで浸水し
た家の壁(石膏ボードが水分を含んだためカビが発生していました)
を壊し、壊した後の瓦礫を道路に運ぶ仕事でしたが、今回は泥や瓦
礫の中などから拾った写真等を濡れているため広げ乾かし、乾いた
後の写真を泥を落としまとめて、データー化する方へ運ぶ仕事でし
た。

NGOアースディ東京タワーが中心となって行っていました。担当
者の話によりますと、ボランティアの仕事の内容も瓦礫の片付け等
から、心のケア・思いでの品の整理等へと変わってきているとのこ
とでした。

なるほど、そういうことなのか。ちよえさんとさちほさんの被災地
活動の時期が同じだった。
ちよえさん、さちほさん、お疲れさまでした。ご報告どうも有難う。

うらおもて・やまねこでした。


2011年7月15日金曜日

蛍を見に行く、湖東で三澤勝衛の勉強会

@@@@やまねこ通信111@@@@

昨晩は定例の「環境会議・諏訪」の読書会。湖東のカラマツストーブ
主宰清水馨さん宅にまる。やまねこにとり、大層得るものが多い読
書会。お茶と共に出される妻のちよえさん心づくしの野菜料理、漬物
がまた毎回の楽しみである。
「百姓学」を46回連載中の清水さん。
循環型社会のモデルを江戸期に見出している。今回のエッセイは三澤
勝衛の風土学を紹介したものだった。三澤勝衛は旧制の諏訪中学(現
諏訪清高校)の地理学教員だった。4冊の全集が09年に農文協から
発行され研究会も行われている。

三澤勝衛の風土学を清水さんは次のようにまとめる。
・風土は大気と大地の接触面「大気でもない、気候でもない、土質で
もない、独立した接触面」でありこの接触面こそ風土であり(人間の
生活空間)風土こそ地域個性、地域力の源泉である。
・風土に優劣はない。生かせば無価格で偉大な価値を発揮する。
・自然的な特徴と郷土人の歴史的な努力が総合され、更に有機的に関
連する「統一体」としての風土、言いかえれば地域が形成されてゆく
ことこそが、地域振興と個性的で魅力ある地域づくりにつながってゆ
く。

やまねこは4冊の全集を買い込んだもののまだ1ページも読んではいな
い。

昨晩は、輪読会を早めに済ませ、参加の皆さんとともに敷地内の池の
ほとりに蛍を見に行った。すーいすーいとほのかな光が宙を飛んでい
る。あまりにかすかな光だから、周辺を車で通ってもきっと眼につか
ないだろう。たっぷりした水が流れ農薬を使わない地域にしか生息し
ないかすかな光の虫。

  茅野の地でも夏が暑くなった。
やまねこは富山市に生まれ育ち、30年ほど東京など首都圏に暮してか
茅野に住むようになった。現在の住居は八ヶ岳西麓標高1000M余の
高地に位置している。

冬は日中でも零下の日があり最低温度は零下12度~16度の土地。
樹木の陰で日当たりのよくない道は、12月から4月までツンドラ状態
である。

好んで住みついたくらいであるから寒さは一向に気にならない。富山
市生まれのやまねこにとり冬季に雪が降るのは当たり前のことである。

茅野の地で最初の冬を過ごした時、雪が少なくて足もとがすっきりし
ていること、足もとに雪がつもっているのに空が真っ青の快晴である
ことが驚きであり快適だった。

富山では四季を通じて曇天であり一日一度は雨が降ることを覚悟しな
ければならない。冬の豪雪は一晩で1Mを超える。長野県では妙高高原
より向う側が日本海側の気候になるだろう。

ただ最近の「異常気象」のためか、諏訪地域でも暑い日が多くなった。
昨夏は熱中症で倒れた友人もいた。
暑さを好まないやまねこにとって、これは腹立たしい現象である。

けれど首都圏などと比較すると熱帯夜は一度もないからぐっすり休め
る。クーラーの心配の要らないところが住み心地のよさにつながって
いる。首都圏はじめ各地の暑さ情報を聞くたび、友人の顔を思い浮か
べ、相対的快適の増大ににんまりほくそ笑む日々である。

うらおもて・やまねこでした。

2011年7月14日木曜日

「脱原発」菅首相を手紙で励まそう! 福島原発事故現場、無害化するのは50万年後

@@@@やまねこ通信110@@@@

●菅首相が、ついに「脱原発」を明言
13日首相官邸での記者会見。首相は今後のエネルギー政策に関し、
「原発に依存しない社会を目指すべきだと感ずるに至った」と語り
脱原発の姿勢を鮮明にした。

当面の電力需給については「必要な電力供給は可能との報告が耳に
入っており、そう遠くない時期に計画を示す」と語った。

ドイツのメルケル首相と同じに、国の方向を定める重大発言である。
ところが記者団の質問は実に愚劣だった。

松本大臣の辞任の折に開かなかった記者会見をどうして今開くのか。
NHK9時のニュースの男性キャスター大越氏も冷ややかだった。「
世論がもう脱原発に傾いているのに今頃、言っても。首相なら具体
的な日程を示さないと」。

民主党と自民党の代議士たちは「もう辞める首相が何言っても無駄
」との発言。

やまねこは考える。
世論がどんなに「脱原発」を叫んでも、NHKの特集番組にどれほど多
数のファックスが送られても、財界、経産相の「原発の停止は経済の
停滞を防ぐ」発言は止まらず、原発維持という日本国の慣例墨守の自
動機械は止まる気配を見せなかったではないか。

ところが菅首相は九電玄海原発に「国が責任もつから再開」と伝えた
海江田経産相の言葉を覆し、全国の原発にストレステストを命じた。
これに対しても思い付き発言との批判が相次いだ。

今度は脱原発と明言したのだ。ここから脱原発社会を出発させよう。
すべてはこれからである。ここで気を緩めてはならない。

「環境会議・諏訪」の最新号に小林峰一さんも書いている通りである
。菅首相は「脱原発」に向かって果たすべき仕事に命を掛けている。

環境会議・諏訪の塩原さんが首相に手紙を何度も送っていると聞く。

やまねこも塩原さんの顰(ひそみ)に倣って菅首相にメールを送った
。首相に対して感謝の気持ちをあらわす手紙を送ろう思ったのはやま
ねこ、これが初めてである。

宛先:「首相官邸ご意見募集」

内閣総理大臣菅直人様
13日の記者会見での「脱原発」発言、有難うございました。
地震国日本において、恐ろしいほど杜撰な管理体制のまま、今後も
原発を維持するとしたら、全国がフクシマになってしまうことでし
ょう。
ここで大きく舵を切った首相の決断。
私たちはこの一言を待っていました。
どうも有難う。

  この国の原発検査体制を、徹底的に改めよ。
原発の定期検査は米国なら専門技術者が1900人常時国に雇われて
原子炉立ち入り検査をするのに、この国では、原子工学の研究をし
ている大学の先生がパートで図面を見るだけだという。
不破哲三氏の国会質問後も、一度も改まっていない。

フクシマ以後、この検査体制を徹底的に変更するとの話はまだどこ
からも聞こえて来ない。

原子炉は廃炉にするためにも費用と手間がかさむ。
海江田経産相は何を持って「国が責任もつ」と語ったのだろうか。
やまねこには謎である。

  かんてんぐら脱原発集会
夕立が降ってはあがる不安定な夕方、11日(月)7時からの「かん
てんぐら集会」にやまねこは参加した。

「君に、とどけ!チャリティー勉強会」
原子力資料情報室、名古屋大学名誉教授の古川路明先生の講演会が
あった。  

原村にお住まいのフリーアナウンサー小林節子さんが司会、勉強会
主宰津金美由紀さんが熱のこもった導入。

古川先生は肩の力を抜いたユーモラスな語り口、様々な角度から、
この国の原発政策、原発事故とその後の対策についての話が縦横無
尽に展開された。

やまねこがいちばんドキッとしたのは、福島原発事故の土地に人が
住めるようになるまでに50万年掛かるということだった。

長野県は放射性物質を含んだ風が山で遮られるから、地産地消して
いれば現在はやってゆけるのではないか。

キノコが汚染物質を吸いやすい。チェルノブイリの時、スウェーデ
ンに住んでいた放牧トナカイが地衣類を食べて汚染されことに鑑み
ての発言である。

この国には「良くない予測」をする学者が少数であり、大学の中で
昇格ができなかった。京大の小出裕章氏、今中哲二氏らは貴重な存
在である。

原子力工学の学者たちは現在第3世代。第1世代は別の分野から参入
した。優秀で力ある人々だった。
2、第3世代になるにつれて、狭い専門分野しか分からなくなって
いる。この学者たちがテレビでまったく知らないはずのことを語っ
ているから驚く。

スゴイ勉強会でした。眼からうろこがざくざく落ちました。
後日またお伝えします。 


  やまねこが講演をします。目下その準備に追われてばたばたして
 おります。

 ご都合がよろしかったらご参加ください。

  諏訪市女声ネットの会
題:「家族の現在と、若者たちの未婚、結婚、非婚」 
諏訪市役所会議室 午前10301230
722日(金)午前10301200

  第三次塩尻市男女共同参画基本計画策定記念講演会
塩尻市総合文化センター講堂 
723日(土)午後13301530
題:「若者たちの非正規雇用と男女共同参画のこれから」
 
うらおもて・やまねこでした。