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2017年1月29日日曜日

やまねこ通信367号:男女共生ネット第21回勉強会は、どんなことをしたの?参加者は? 新築のゆいわーく茅野

@@@やまねこ通信367号@@@

昨日はちの男女共生ネット第21回勉強会を催しました。

「保育園 問題! 安心して預けられる保育園から、
安心して子育てできる社会へ」 

会場:新築間もない、茅野・ひと・まちプラザ3階ゆいわ
ーく集会室。午後1時半~4時でした。

子どもについて、先進的な活動をしている方々からアイ
ディアをいただき、今回初の試みで、子どもを抱いて参
加できる会場作りをしました。

子どもたちのかん高い声やかけ足の物音が向こうから聞
こえる中で、大人たちが報告に耳を傾け、さまざまな考
えを語り合いました。
気持ちがほぐれて良い雰囲気でしたよ。

大人の参加者は約30人。


▲第1部は、「なぜ保育が問題か?公立保育園はいま」は
やまねこの口火。

木村かほりさんの「ママの立場で考える」ではママたちの
困ってることが具体的に語られた。夕方4時から1分遅れ
ただけで保育料が高くなる。車で急ぐママのことを思うと、
腹が痛くなるような話でした。それに茅野市の保育園統合
の問題。新聞で報道するだけで事前相談なしのままどんど
ん進んでゆくとは驚くよね。

「パパの立場」は蓼科の山田潤さん。大阪育ちの潤さんが
どうして信州の山の中に住むようになったの?そこには
驚くような運命の物語があったのでした。車で娘さんを保
育園小中高と送り迎えする折り、毎日ロックをかけていた。
やがて才能教育の成果が現れ、娘さんふたりともバンドウ
ーマンに。会場から笑い起こる。

次は、NPO富士見子育てネットワーク、野外保育森のいえ、
「ぽっち」代表の松下妙子さん。森の保育での子どもたち
の日常がスライドで見られました。子どもたちひとりひと
りの自発で心ゆくまで遊びという試行錯誤の連続に時間を
過ごす様子が読み取れました。自然保育とは子どもたちが、
「自分のままでいいんだよ」、と思うことのできる環境、「
自尊感情」の育つ環境なんだね。こうして若い世代の報告が
あいついだ第1部。

休憩をはさんでの第2部。
前回に引き続いて、ながしまさんの「憲法ってどんなもの?
その2」である。

日本国憲法はどうやってつくられたのか?
改憲草案と現行憲法を比較してわかること。
自民党会見草案とはどんなもの?

憲法の前文を声を合わせて朗唱。
ながしまさんの憲法に寄せる思いを会場の参加者が共有しま
した。

前回の勉強会「学校だけが、すべてじゃない!」から始めた
憲法の報告。言葉選びが的確で、理性のみならず情緒にも訴
えるながしまさんの報告は、参加者を感動の渦に巻き込み、
終了後に期せずし拍手がわき起こりました。

「あれは良かった。これからも是非続けて欲しい」。
勉強会後の一週間、おもに年配のお姉さま方からの電話で、
やまねこ宅の電話が鳴り止まないほどでした。

さすが経歴は争えない。ながしまさんは、高校の国語教師だ
ったのです。

「この人には、かなわない!」
隣で耳を傾けながら、やまねこは深く思いをいたしたのでし
た。

2回目にしてもはや勉強会の名物。これを楽しみに参加する
方々も現れています。

▲参加者トークは、きくちさんの司会。若いママたちがひとり
ひとり感想を語りました。子育てについて話し合う機会が得
られてよかった。社会のことにも目が開かれるとの感想も。

的確な仕切りのおかげで、出席者のほぼ全員の発言を聞くこ
とができました。
総合司会はこばやしみわさん、要所をしめてくださってあり
がとう。

▲参加者アンケートから。
・元保育士の私の感想。それぞれの発表は配役が素晴らしか
ったと思います。当時から自然の中で育てる「さくらんぼ保
育園」などありました。今、子どものいじめがふえており、
リンチ殺人など聞くにつけ、保育園、学校ががんじがらめの
学習指導要領や30名もひとりで受け持つ大変さで、いつもく
ただった当時を思い出します。「自尊感情を育てる」保育は
素晴らしい。それに必要なこと。今の子育では「自尊感情」
は育たないですね。「安心して自信をもって自由に生きる」。
そのためにもっと予算を取って。そして保育士は大学教員並
の給与が適当と思います。子育てはそれほど重要だと。

・保育に関する現状、みなさんの意見が聞けて、あらためて
自分の考えもよく見つめることができて有難い機会でした。
ありがとうございました。

・すばらしい。とにかく充実してましたね。地方議員の人た
ちの参加も多く、大きな広がりになると思いますよ。

・とてもよかったです。パパの話、ママの話、現役の今の人
たちの話を、もう少し多人数ききたかったです。一緒に憲法
話よかった。

・パパに聞かせたかったお話なので。土日でよかったです。

・「ぽっち」の松下さんのお話、とても参考になりました。
 来てよかったです!

1部と2部に分かれていて、若い世代との交流のできるの
がよかった。第1部では子育て世代の話が聞けた。森の保育
「ぽっち」のような試みがあることは知らなかった。素晴ら
しいと思った。若い方々の話が聞ける会はとてもありがたい。
有意義な時間をすごすことができました。


▲ちの男女共生ネットの勉強会は、世代交代が進み、司会進行
は若い世代が中心。てきぱきとしまった勉強会になっています。

都合で参加できなかった委員のメンバーは、30分1時間の隙間
時間で、会場設営、受付を担当し、ドリンクとスナックをテー
ブルに並べてくれました。どうもありがとう。

▲終了後、茅野・ひと・まちプラザ一階ロビーにおりる。顔見
知りが何人も。幾つものイベント準備の会議が進行中の模様。

お茶、軽食を取ることもでき、無料で使える椅子、テーブルが広
い空間に点在、なかなか居心地良いスペースになったぞ。

30分の会議でも、書類で届けを出していた地区センターの時
代から様変わり!
スペースの居心地良さのおかげで、ひとびとの活動がきっと賑や
かになるだろう。面白いものがきっと出てくるだろう。
こんな予感を抱かせるに十分でした。

行政は、口数少ないのがいちばん!
黙って場所を提供するのがいい!
このことが実現しつつあるように見えるので、びっくり。

茅野市、やるもんだね!
すごいじゃん!
すごいじゃん!



うらおもて・やまねこでした。

4 件のコメント:

  1. 木村かほり2017年1月29日 13:44

    たくさんの学びの機会を下さって、ありがとうございました。
    居心地のいいゆいわーく茅野で、これからもたくさんの活動がありそうですよね。またぜひよろしくお願いします。

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  2. 前回の「学校だけが、すべてじゃない!」の回では、仲間の皆さんと共にの登場。引き続き今回も。かほりさんの実践から生まれるアイディアには目の覚める思い。これからも楽しみにしています。
    居心地のいい場所ができて、よかったよね!!

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  3. 松下妙子(森のいえぽっち)2017年2月2日 14:20

    藤瀬さん、お世話になりありがとうございました。今回、私たちの保育について発信させて頂く場を作って下さり、心から感謝申し上げます。参加された方とのつながりもでき、貴重な一日となりました。野外保育に関心のある保育士やお母さんたちと広くつながる活動を来年度は考えてみようと思っています。藤瀬さんの活動も素晴らしく、第2部は大変学び深いものでした。帰ってスタッフに話したところ、日と時間が合えばぜひ参加したい、という声もあがっていました。ぜひこれからもよろしくお願いします。本当にありがとうございました。

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  4. 松下妙子さま。諏訪市のセミナーでのご発表を聞いて、是非とも私たちの勉強会に来ていただかねば、と思いました。松下さんの腹の据わったお話に好感が持てました。スライドがまた好評でした。仲間の皆さんに呼びかけてくださってありがとうございます。今後、また「ぽっち」を見学させてください。こちらこそ、ありがとうございました。藤瀬やまねこ

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