やまねこ通信277号
7月後半になりました。
前回276号を送信したのは6月1日。それから46日が
過ぎました。
やまねこはこの一ヶ月ばかり病院に入院していました。
病院の名は癌研有明病院(東京江東区)。
病名は左膝下脛骨の骨腫瘍。
3月末からの膝の痛みが治らないので、諏訪中央病
院で診察を。すると膝外来のS澤先生が、X線映像、
MRI映像を見ながら恐い深刻な表情で、癌研有明で
診察を受けるように勧め、紹介状を書いてくれたの
です。
さっそく、癌研有明病院に電話し、診察日を予約し
2回の検査に通いました。結果、左膝下脛骨の骨腫
瘍。一週間後、入院の運びに。
6月19日午前入院、翌日午前8時から手術3時間。
手術の際の病理検査で、腫瘍が悪性であることが判明す
れば、再手術を受け、膝を人工関節にする予定でした。
病理検査の結果を4週間待機しながら、松葉杖歩行のリ
ハビリを進めていました。
7月2日、予定より早めに、悪性の疑いが晴れ、良性の
腫瘍であったとの診断が主治医から伝えられました。
これで、人工関節の手術をする見込みが消え、最初の手
術の切開痕が治癒し、松葉杖で左足を保護して歩く訓練
をすることで、退院可能になったのです。
入院期間は6月19日から7月14日の26日でした。
●癌研有明病院は、お台場などからほど近い臨海副都心と
呼ばれる海沿いの地、りんかい線の国際展示場前駅から
ほど近いところにあります。
かつて大塚にあった病院が、2005年、有明の地に移
転したのでした。
やまねこが滞在したのは、5階の整形外科病棟、4人部
屋。病室の窓は、海の反対側に向かって開け、東京タワ
ーとスカイツリーがともに見晴らせる景観が広がってい
ました。
●入院中、何人もの皆さんに幾度ものお見舞いをいただ
きました。電話やメールで励ましてもらったりもしまし
た。
やよいさん、つねこさん、ちづこさん、みえこさん、こ
さとさん、としえさん、るみこさん、ろくろうさん、ひ
ろこさん、みきよさん、かやのさん。
幾度も足を運んでくださった、まさこさん、さちほさん、
きくこさん、たかこさん、ゆみこさん、とよこさん、い
ちこさん、やっこさん、ふじこさん。
お忙しい時間を割いてくださって、本当にありがとうご
ざいました。
皆さんが声をかけてくださったおかげで、どれほど励ま
されたかわかりません。じぶんのいのちが、じぶんひと
りだけのものでないことを実感したのは、このたびが初
めてかもしれません。
入退院は、中央道、首都高を経由し、さらに東名、首都
高、中央道を経由して、たかこさんに車で送り迎えして
もらい、緑濃い自宅に戻ることができました。
14日日曜日に帰宅しました。
ところが、インターネットの接続がうまくゆかなかった
り、良くないことは重なるもので、風呂のボイラーが故
障してボイラー取替工事の注文に手間が取られたりし、
けれどなによりも、頭の中がまだ入院モードだったので
、「やまねこ通信」に取り組めぬままでした。
今回は、入退院ご報告と、その間にいただいたお気遣い
のお礼だけを最小限書く事で閉じたいと思います。
●7月20日、文芸評論家・斎藤美奈子氏講演会が開か
れます。この行事だけは、どうあっても参加せねばなら
ないのだ、と、病院の主治医に何度も訴えてきました。
開催日まで、あと3日です。
会場:茅野市家庭教育センター、開演:午後1時半。
参加費500円(ネット会員は無料)
会場でお目にかかりましょう。
みなさん、どうかお楽しみにおいでくださいますように。
うらおもて・やまねこでした。