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2011年12月12日月曜日

松本市で女子児童・生徒会長40%と10年で倍増!茅野市議会、浜岡原発廃炉決議継続審議



@@@@やまねこ通信161@@@@


●松本市議会で女子の児童・生徒会長が増えていることが
報告されました。7日の市議会12月定例会一般質問。

本年度市立小中学校の女子会長人数は、小学校が31校中6
45.2%)、中学校が19校中6人(31.6%)、全体で410
年前平成13年度には11人で2割だったからこの10で倍増し
たことが判明。

この理由は何か?女性議員の質問に答えて市の教育長は、
個人の尊厳、両性の本質的平等を教育していること。偏見や
差別を生まない日常的環境こそ大切」と語った。

ところが一方で、小中学校のPTA会長は50校で1人。副会
長は約6割を占めるが会長を固辞する女性が多いとのこと。
市は男女共同参画計画の中で、24年までに、女性PTA会長
を10%にまで増やす目標を掲げているという。

「女子力」「なでしこジャパン」「草食系男子」などのキー
ワードを並べた松本市の「市民タイムス」128日(木)有
賀文香記者の記事。この記事を届けてくださった松本パレア
の皆様どうもありがとう。

松本市の報告に刺激を受け、諏訪地区の児童・生徒会長副会
長の男女比が知りたいものだと思う。岡谷市、下諏訪町、諏
訪市、富士見町、原村、それに茅野市ではどうなっているの
だろう。さらにPTA会長の男女比は?

長野県それに全国の男女比も知りたいものだ。男女比ランキ
ングがメディアに公表されることで、全国の数値が先進地域
の数字に近づいてゆく速度が速まることをやまねこは期待し
確信している。


  茅野市議会、浜岡原発廃炉決議陳情継続審議が行われます。
日程は次の通りです。みなさん、ふるって審議を傍聴し、浜
岡原発廃炉の重要性と、市議選の有権者の熱意を委員会の議員
に訴えましょう。

茅野市総務文教委員会の会議日程:
12月14日 午後1;30~ 議会等3階
(1:30~1時間 陳情提出者からのレクチャー
 2:30~委員会審査)
傍聴に関しては、当日開会前に議会事務局に申し出てください。

 ●茅野市総務文教委員会の議員さんは、子ども、教育などを公
 約に掲げて市民の票を獲得し、当選された方々です。子ども教
 育の問題は社会の未来の問題です。

 ところが未来の担い手である子どもたちには、選挙権がなく、
 大人が代弁する他ありません。子どもと未来を公約に掲げた議
 員さんたちこそが、その代弁をする責任者です。
   
 子どもたちは自分の生きる未来に、高濃度放射性物質を望むで
 しょうか?

 シンプルに考えてください。原発現状維持が必要とあなたに語
 らせるのはいったい誰でしょう?

 委員会の議員のみなさん、あなたは「社会の全体」の利益を代
 表するのではありません。個人は「社会の全体」など代表でき
 るわけがないのです。だからこそ社会は何人もの議員を選出し、
 民主的な仕方で個人の利益を集合し代弁するのです。議員は個
 人の信条、原則を貫いてください。

 尊敬する友人が憲法13条の条文を、やまねこに送ってくれまし
 た。「すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び
 幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しな
 い限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。」

 子どもの問題を最優先に掲げて当選した議員の皆さん、あなた
 の個人の信条を最優先してください。その集合が「全体の利益」
 なのです。

 戦争を例にあげましょう。「国全体の利益」につながるとの理
 由で戦争に賛成する党派があるとします。けれど自分の子ども
 を戦争で殺されたくない女たち、男たちは、何と非難されても、
 戦争に反対します。この声を代弁する議員が必要なのです。

 逆に言うなら、個々の反対意見を踏み潰して、「国全体の利益」
 が存在するわけがありません。どこかに嘘が隠されているのです。

 現在の東電を擁護する日本経団連は、電力会社地域割りの既得
 権を擁護して、多様なエネルギー源、発電と送電の分離から国
 全体が利益を得る未来の可能性の邪魔をしているのです。

 子どもたちが大人になる10年後、20年後の未来を眺めてくださ
 い。議員のみなさん、あなた方の今日投じる一票は、本当に子
 どもたち、未来に対して恥じることのない一票でしょうか?

浜岡原発廃炉決議を可決するか否決するか。この一点が議員と
してのあなたの試金石になるでしょう。
 市民の眼があなたの一票の行方に注がれていることをお忘れなく!


うらおもて・やまねこでした


2011年12月11日日曜日

男女共同参画ってどんなこと?どうして必要なの?この基本をお伝えします。(I)


@@@@やまねこ通信160@@@@

やまねこは社会の男女同権を実現したいと考える男女同権
主義者、男女平等主義者です。英語ではフェミニストFemi
nistといいます。女性を表面的に大切にし、ドアを開けて
くれたり重いものを持ってくれる男性のことを日本語で「
フェミニスト」と呼んだ時代がありました。英語のFemini
stフェミニストはこれとは全く別で、女性であれ、男性で
あれ、男女同権社会をめざす考えの人々をさしています。

この国では男女同権を実現するための法律が1999年に成立
しました。それが「男女共同参画基本法」です。男女共同
参画というのは、社会における「伝統的な性別役割」を撤
廃し、社会的役割を男女の差なく分担できる社会を実現す
るための法律であり、施策なのです。

男女の「性別」というとき、二つの言葉があります。生殖
のための性別はセックスSexといいます。一方「男は外で働
き、女は家で家事育児をする」という「伝統的な性別役割」
をジェンダーGenderといいます。男女同権、男女平等の「
男女」は、ジェンダーのことです。

「男は男らしく」「女は女らしく」という頭の中にある固
定観念がジェンダーです。社会においてこのジェンダーの
枠を取り外し、女性であれ男性であれ、意欲の赴くところ
で活動できる社会を目指すのが、男女共同参画の施策なの
です。

フランス革命、明治維新などの近代革命において、階級が
撤廃され、誰でも好きな職業を選ぶ自由が与えられる方向
に向かいました。それ以前は親の所属階級と職業が一体と
なった社会でした。こうした社会を「封建社会」とよび、
それが撤廃された自由な社会を「近代社会」と呼んでいま
す。けれどこの自由を勝ち得たのは、男性だけでした。

女性はいまだに「妊娠出産子育て」が一体となった「ジェ
ンダー役割」を課されています。学校生活では男女平等で
も、卒業して就職探しを迎えると、「女は結婚して退職す
るから責任ある仕事は与えられない」とみなされて求人が
なく、男性だけが優先的に採用される時代が20世紀後半ま
で続いたのです。ですからフェミニズム、男女同権の主張
は「遅れてきた近代主義」と呼ばれています。

男女雇用均等法が1986年制定されて以後、女性の就職状況
は改善され職種が広がりました。けれどそのことでこの国
の社会が男女平等になったと思ったら大きな間違いです。

どこの社会においても男女の数は大体半々です。ところが
この国の政府、国会、地方議会、官公庁、企業、学校、さ
まざまな団体、地域社会の組織のどれを見ても、男性が支
配的立場や管理職をずらりと占めています。男性たちがさ
まざまな政策決定を独占しているのです。

このような社会をフェミニストたちは、「男性社会」「男
性支配社会」と呼んできました。こうした社会の中で、何
度もの戦争が引き起こされ、今度のフクシマが起きました。

「男女共同参画基本法」は「男女共同参画」を実現するた
めの施策です。「基本法」は国内で男女平等を強く念願す
る女性たち男性たちの活動の成果として成立しました。け
れどそればかりではありません。日本もメンバーである
連を中心とした国際社会の「平等・開発・平和」という世
界規模の動きと一体なのです。

今日、国内での一定の「平等」が達成されていない国は、
「遅れた国」として国際社会から非難を受けます。エジプ
トのムバラク大統領、リビアのカダフィ大統領の最後を見
ればわかるように、国際的に国内のひどい「不平等」は許
されないのです。

米国駐日大使の毎日新聞「寄稿」は、こうした国際社会の
視点から、日本の国と国民に対して、「ジェンダーの犯罪
」に注意するようにとの忠告だったとやまねこは考えてい
ます。駐米大使の「寄稿」はこの国が男女平等社会を実現
するにあたっての、黒船の役割を果たしています。

このあたりで「男女共同参画ってどんなこと?どうして必
要なの?」との問いに答えてゆこう。それには今後の「基
本計画」を紹介するといいのではないか。やまねこはこう
考えました。

けれどこれらの文章は長いうえ、法律用語が並んで読みに
くいので、これから何度かに区切って、紹介することにい
たします。今回はその(I)でした。


うらおもて・やまねこでした。



追記:


たけさんよりコメントを頂きました。

感謝です。
欲しい情報を人権の視点から切り分けてみせてくれて
「私の感じていた違和感はそうそうこれだったのよ」
「そうだったのか!」です。
 
ところがコメント入力しようとしたらトラブルが起きたと
か。ご迷惑かけてます。
みなさま、文書をメールでお送りくださると幸いです。

うらおもて・やまねこでした。

2011年12月9日金曜日

「ジェンダーによる暴力の根絶」、米国のジョン・ルース駐日大使寄稿は「黒船」か!

@@@@やまねこ通信159@@@@


米国のジョン・ルース駐日大使が毎日新聞128日(木)
に寄稿し、ジェンダーによる暴力の根絶に向け、国際社
会が取り組みを強化する必要性を訴えている。

金メダル柔道選手の準強姦事件の報道さなかのタイミン
グにやまねこは眼を瞠った。

この時期は「女性に対する暴力撤廃国際デー」と「世界
人権デー」の間の「ジェンダー暴力と闘う16日間キャ
ンペーン」の最中。

柔道選手の準強姦事件こそが、実にタイムリーな機会に
発覚したと言わねばならない。この国のすべての市民た
ちに、「ジェンダー暴力」に対する意識を高める格好
機会として役立ってくれたら素晴らしいことではない
ろうか。タイミング的に金メダルである。

ところで「ジェンダー暴力」とはいったい何であろう?
以下、ルース駐日大使の「寄稿」を「」で囲んで紹介し
つつ、やまねこの考えを述べてゆこう。

「女児の堕胎、教育を受ける機会や栄養摂取の制限から、
児童婚、近親相姦(そうかん)、「名誉の殺人」まで、
ジェンダーによる暴力は人生のどの段階でも女性や少女
にとって脅威となり得る。花嫁の持参金絡みの殺人や配
偶者の暴力、性的暴行(配偶者からの暴行を含む)、性
的搾取や虐待、人身売買、夫を亡くした女性に対する無
視や追放といった形を取ることもある。世界中で3人に
1人の女性が生涯に何らかの形でジェンダーによる暴力
を経験する。この比率が70%に達する国もある」。

その通り、やまねこだって「ジェンダーによる暴力」を
幾度も受けていることに気づく。ここに書いてある事柄
は、この国の女たちにとり、何も特別なことではない。

「女性と少女が軽視され、弱い立場に置かれるのは彼女
たちの地位の低さが原因であり、私たちは世界各地でこ
の状況を改めなければならない。暴力に立ち向かって
止し、性差に関する考え方を正し、地域社会と政府の指
導者の責任と義務を拡大し、うまく機能している効果的
な取り組みを広める--。そのためには男性や少年も関
与させる必要がある」。

その通りである。

「ジェンダーによる暴力は女性だけの問題ではない。性
別や年齢を問わず全ての人々の幸福に悪影響を及ぼす。
女性や少女が不当な扱いを受ける時は経済が悪影響を受
け、収入は減少し、家族は飢える。子どもは悲劇的な暴
力の連鎖を生む行動に染まりながら育つ。
 身体的暴力は性と生殖に関する健康の問題、流産、H
IV(エイズウイルス)をはじめとする性感染症など、
女性が深刻な健康状態に陥るリスクを大幅に高める。妊
産婦死亡率、子どもの健康不良や疾病率と暴力の間には
強い因果関係がある」。

その通りである。女性に対する暴力を放置すると社会全
体が被害を受ける。女性が黙って泣いていれば済まされ
る問題ではない。

「女性に対する暴力行為の防止および訴追には当初は費
用がかさむかもしれないが、長期的には大きな利益をも
たらす。米国では「女性に対する暴力防止法」により、
女性への暴力という犯罪を捜査し、訴追する取り組みを
強化した結果、これまでに推定160億ドル以上を節約
した」。

経済至上主義の男性社会のメンバーにはぜひともこの数
字を参考にしてもらいたいものである。

「だが、このような大きな進展にもかかわらず、配偶者
からの暴力は今も深刻な問題だ。オバマ大統領は先ごろ、
この重要課題に現政権が取り組むことを改めて約束した。
 日本では01年の「配偶者からの暴力の防止及び被害
者の保護に関する法律(DV防止法)」の施行以来、配
偶者からの暴力に対する認識が高まり、被害者の保護が
強化された。勇気ある非営利組織(NPO)や政府職員
がホットラインで1日24時間相談を受け付け、被害者
を支援してきたことは、力強い希望のメッセージを被害
者に送るとともに、日本では女性や少女を虐待する者は
必ず罰せられるという厳しい警告にもなっている」。

駐米大使が、日本国内の対策を賞賛している。一つの方
向を賞賛するとの表現で、この国の進むべき方向を示唆
している。このことを「内政干渉」と怒る向きはないだ
ろうか。もしそうであれば、この国の女性の一員である
やまねこは、どんどん「内政干渉」をしてもらいたいと
考える。
むしろこのメッセージは、黒船に相当するのではないだ
ろうか。

「女性と少女が権利を得て、教育、医療、雇用、政治参
加での機会均等が実現されれば、彼女たちは自らの家庭、
地域社会、さらには国の状況を改善し、変化をもたらす。
クリントン国務長官が先ごろ述べたように、「世界中の
女性と少女の可能性に対する投資は、世界中の女性だけ
でなく男性にとっても、世界経済の発展、政治的安定、
より大きな繁栄を実現する最も確実な方法のひとつ」な
のである。【原文は英語。日本語訳は在日米国大使館提
供】(引用終わり)
米国大使館HPで読むことができます。
http://japanese.japan.usembassy.gov/j/p/tpj-20111208a.html


以上、コメントを挟みながら米国のジョン・ルース駐日
大使「ジェンダーによる暴力の根絶」を引用してきた。
この国が男女平等社会になることを心から念願する女性
の一人として、やまねこはルース駐日大使に「ありがと
う」と言いたい。


さらに大使の「寄稿」を読んでやまねこはあることに気
づいた。
ルース駐日大使の寄稿に共通した論調の文章を、11月下
旬に読んだ。そうしてやまねこの仲間たちが主催する茅
野市男女共同参画講座の参加者の皆さんにコピーを配布
したのだった。それだけではない。今後の「講座」にお
いて参照すべきマニュアルとするため、コピーの冊子を
保存版として、大量に印刷したのである。


その文書こそ、総務省内閣府男女共同参画局が昨年、平
成22年7月23日に発行した「第3次男女共同参画基
本計画策定に当たっての基本的な考え方(答申)」であ
る。

男女共同参画社会の実現に向けての取組は、国際連合
を中心とした「平等・開発・平和」という目標達成のた
めの世界規模の動きと軌を一にして、多くの女性たちの
活動に支えられて進められてきた」との冒頭で始まる「
答申」を、今後、紹介することにしよう。


このようなブログを書いているからといって、すべての
男性が「暴力的」であるとやまねこが考えているわけで
は必ずしもありません。「男性社会」という呼称も抽象
概念です。ここに書いた現実に当てはまらない男性がや
まねこの知人友人の中に何人もおいでになることを、や
まねこは存じ上げています。すべての男性が「敵」だと
考えているわけでないことを、ご理解いただければ幸い
です。


うらおもて・やまねこでした。
 
         

五輪柔道金メダリストの準強姦、大学側の「隠蔽」は誰の役に立つのか?


@@@@やまねこ通信158@@@@


内柴正人容疑者の被害者は一人ではないという。複数の被
害者を大学が隠蔽し、一人に絞って報告したという。
九州看護福祉大は準強姦をセクハラ行為とだけ発表し、詳
細を明かにしなかった。

けれど記者会見で追及され、二塚信学長は「必ずしも1人
とは申し上げられない」と苦しい弁解をした。警視庁は今
後、他の部員に対しての犯罪があったかどうかの裏付けを
進めるという。

客員教授だった容疑者を大学は懲戒免職にした。けれど大
学が調査を進め、複数の女子部員からの報告を受け、事実
を把握しているにもかかわらず、罪状を小さく発表したよ
うに見える。

九州看護福祉大は教育機関として、何を狙ったのだろう。

罪状が大きい犯罪だったら、誰が不利益を受けるのだろう。
複数の被害者の訴えを握りつぶしたら誰が利益を得るのだ
ろう。

加害者であろう。大学は懲戒免職にする一方で、加害者を
かばっているのではないかと見えることに気づかないので
あろうか。


大学が罪状を少なく報告し、加害者をかばう姿勢を見せた
ら、今後将来にわたり、教育機関としての倫理性を問われ
るだろう。何らかの事件が起こったらまた握りつぶすので
はないか。自浄作用が機能しない大学らしい。学生をしっ
かり守ってくれる大学ではないのではないか。特に今後も
起こるえる性暴力事件の際、女性被害者の名誉と人権を守
る大学ではないのではないか。子どもたちを安心して送る
ことはできない。

こうした印象を社会に向かって発信してしまった。

学内には様々な教員たちがいるだろう。学長ははたして健
全な考えをもつ教員たちと会議、議論、討論したのだろう
か。それとも教授会は形式だけで、一般教員の自由な発言
が許されず、学長、理事長が独裁する組織なのであろうか?

こうした印象を社会に向かって発信してしまったことに大
学は気づかないのだろうか。やまねこは心底不思議でなら
ない。

内柴容疑者の犯罪のお蔭で、同大学の在学生、OB,OG
のプライドはずたずたに傷ついた。健全な日常を送ってい
る方々が本当に気の毒である。学長の「隠蔽」発言がこの
ことを倍加した。

大学が再発防止を根本から望むであれば、徹底して調査し、
その結果を社会に向かって発表し、今後の改善を訴えなく
てはならなかった。社会に向かって嘘を言わないことは、
将来、この大学をめざす志願者に向かって嘘を言わないこ
とである。

九州看護福祉大学学長の今回の記者会見での「隠蔽」が大
学にもたらした不利益を、大学は今後どうやって、償って
ゆくつもりだろう。どうやって大学への信頼を取り戻す
もりだろう。学長の首が一つ二つ飛んだだけでは難しいだ
ろう。

初期の対応を誤ると、その後始末の苦労が何百倍にのぼる
ことにどうして気づかないのだろう。やまねこは心底不思
でならない。


うらおもて・やまねこでした。


2011年12月1日木曜日

いい加減にしてよ!セクハラ事件報道が一日に二件も!



@@@@やまねこ通信156@@@@ 

12月になりました。11月末に「もう、いい加減にしてよ」
と言いたい事件が二つ報道されました。

29日に田中聡沖縄防衛局長(50)が辞任しました。辞任
の理由は人前で大声では言えない「強姦する側」の発言を
非公式の会見の席で記者たちに語ったこと。当日中途から
見たNHKニュース9ではなんのことやら分かりませんで
した。30日朝刊でようやく判明しました。

メディアで報道される前に、一日の隙間がありました。毎
日新聞以外、朝日読売など大メディアの記者が同席したに
もかかわらず、局長の侮辱発言を報道したのは「琉球新報」
だけでした。NHKなどの報道はその後を追っかけたもの
です。

非公式の懇談会での発言を報道したことについて、琉球新
報は玻名城泰山(はなしろやすたか)・編集局長名で「政
府幹部による人権感覚を著しく欠く発言であり、非公式の
懇談会といえども許されていいはずがない。公共性・公益
性に照らして県民や読者に知らせるべきだと判断し、報道
に踏み切った」とのコメントを出した。

やまねこは琉球新報の判断に喝采を送ります。公務である
からこそ記者が同席しているのです。非公式だからオフレ
コにしてよとの甘えが許されて良いわけがありません。

以下毎日WEB版です。
●「沖縄防衛局の田中聡局長(50)が28日夜、報道機
関との非公式の懇談会で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野
湾市)の移設先の環境影響評価(アセスメント)の評価書
の提出時期を一川保夫防衛相が明言していないことについ
て、「犯す前に犯しますよと言いますか」と発言していた
ことが分かった。藤村修官房長官は29日午前の会見で「
事実なら、看過できない」と指摘。防衛省は午後、田中局
長を上京させ、事情を聴いた上で、更迭する方針を固めた。

29日付朝刊で発言を報じた琉球新報や防衛省関係者によ
ると、懇談会は防衛局側が呼びかけ、那覇市内の居酒屋で、
地元報道機関など約10社が参加して開かれた。問題とな
った発言は、評価書の提出時期をめぐるやり取りの中で出
たという。毎日新聞は懇談に参加していなかった。

女性や沖縄県民を侮辱するともとれる内容で、沖縄側の反
発は必至。防衛省の目指す評価書の年内提出が難しくなる
可能性もあり、29日の記者会見などで閣僚や与党幹部か
ら批判が相次いだ。

一川氏は参院外交防衛委員会で「本人から事実関係を確認
し、厳しい対応をしたい」と更迭を示唆。玄葉光一郎外相
は「事実だったら言語道断」と語った。

 衆院沖縄1区選出の下地幹郎・国民新党幹事長も29日
午前の会見で「普天間返還が動いたのは(95年の)少女
暴行事件だ。そういう普天間の歴史を考えても問題がある。
簡単に許されるものではなく、更迭に値する」と強調した。
田中局長は防衛省広報課長、地方協力企画課長などを経て、
今年8月に就任していた。【朝日弘行、小山由宇】
(以上毎日引用)

●「女性や沖縄の方を傷つけ、不愉快な思いをさせたこと
を誠に申し訳なく思う」と一川防衛相に呼び出された更迭
された局長は謝罪したという。

更迭局長の頭の中に「ホンネ」と「タテマエ」の乖離があ
ると思う。局長は日ごろ公式の席では「タテマエ」を語る。
けれど酒の入った非公式の席で「油断して」ホンネを語っ
た。ホンネを語る方がくだけた人柄で役人らしくない話の
分かる人であるとの評価が男性社会では得られることを知
っていたのである。これは「油断」ではあるまい。

問題は男性社会というムラの中では、こうした発想、発言
が大手を振ってまかり通っているという現実がまたしても
明らかになったことである。場をわきまえ、最適な発言を
することが官僚、政治家としての能力だとすれば、更迭局
長は場を間違えた。でなかったら場の掟が変化した。

「沖縄と女性」を侮辱している。だから琉球新報が報道し
た。けれど女性侮辱発言だけだったら報道されたかどうか
疑わしいとやまねこは考える。

更迭局長の今回の発言は、本土の男性社会が、「沖縄と女
性」をどちらも下に見ており、その意味で、「沖縄=女性」
であることを明らかにした。

けれど米国から見るなら、この国はその中に、男性も女性
も沖縄の人々も含め、軍事的、国際政治的に、日本国にと
っての「沖縄と女性」と同じ立場に置かれていることを忘
れるわけはゆかない。

シンプルに言い換えるなら、米国対「日本(男性+女性+
沖縄)」なのである。

普天間返還が動いたのは95年の少女暴行事件であること
を思い出そう。沖縄の性暴力を受けた少女は、ひとりでは
ない。彼女はこの国の権力者たち、首相であり防衛相であ
り国会議員でありこの国のすべての市民たちなのである。

首相よ! 被害者だった少女はあなた自身なのよ!
更迭局長よ! 被害者だった少女はあなた自身なのよ!


  対価型セクハラの一例
「柔道の内柴氏を所属大が懲戒解雇 女子学生にセクハラ
」との報道があった。 

九州看護福祉大(熊本県玉名市)の女子柔道部コーチでア
テネ、北京両五輪の男子柔道金メダリストの内柴正人客員
教授(33)がセクハラ行為をしたとされる問題で、九州
看護福祉大は29日、内柴氏を懲戒解雇処分にしたと発表
した。

大学によると、内柴氏は9月19日、ホテルで未成年の女
子学生と飲酒した上でセクハラ行為に及んだ。内柴氏は事
実関係を認め「合意の上だった」と話しているという。
 
処分理由は「教職員としての適格性を欠き、大学の信用を
失墜させた」とした。被害に遭ったという女性の関係者か
ら9月に情報が寄せられ、大学が調査委員会を設置して非
公開で事実関係を調査していた」。(以上引用)

内柴という男性が柔道金メダリストであったことを、やま
ねこはこの事件ではじめて知った。けれど柔道界において
特に地方の大学の柔道部においては、内柴は殿様だったの
だろう。33歳で教授。33歳だと多くの者たちは専任講師だ
って手が届かない。大学院生かもしれない。

アテネ五輪の金メダル以後、内柴が万能感を抱いたとして
もおかしくないと思う。「まわりの女たちは全部、俺のも
の」と思ってもおかしくない。それを個人の空想の中に閉
じ込めておけたらよかったのに、それができなかった。内
柴のように33歳でなく、50代、60代でも、私的な万能感を
外に出してしまう男性は少なくないのである。

9月19日に事件が起き、11月末に懲戒免職処分が出た。
対応の早い大学だと思う。長引けば長引くほど、大学の信
用と名誉に傷がつく。このことに敏感だったのだろう。

看護福祉学部は女子学生の多い学部。同時に女子教員も多
いだろう。セクハラ教員をそのまま雇用したり授業させた
ら、来年の学生募集に女子が来なくなるのではないか。大
学側のこの危機感が処分を早めた要因だと思う。定員割れ
の大学が半数以上を占め、大学の生き残りをかけた時代だ
から尚更である。

一方、被害者の女子学生はどうやって学内で守られている
のだろう?加害者が「合意の上だった」というのは性暴力
事件の常套である。

大学の部活やサークルの顧問、指導教員は、部員や学生に
対して権力者の立場にある。教員の指示に対して学生はノ
ーとは言いにくい。ノーと言ったとたん、学問的教育的関
係がその先に進まなくなる。関わりは崩壊し、学生はその
世界にいられなくなるのではないかとの懸念を抱く。

この関係を利用して、セクハラを働く男性教員が後を絶た
ない。調査に対して加害者は「合意の上だった」と言い逃
れる。旧い男性社会の堅固な組織では、加害者を男性たち
が守って「懲戒免職は、男性にとり死刑と同じだ」などと
被害女性に言い含める。言語道断である。

女の立場からすれば、強姦や強制セクハラは、「魂の殺人」
である。

職場や学校で、昇格や優遇をエサにして女性を思うままに
支配しようとするセクハラは、「対価型セクハラ」と呼ば
れている。

一方、女性たちの不快を顧みず侮辱発言をしたり、接触し
たりする行動を、「環境型セクハラ」と呼ぶ。

セクハラは男女雇用機会均等法に細かく規定が記され、幾
度もの改定のたびに事例を踏まえて規定が厳しくなってい
る。女たちが社会で活動する際に、さまざまなハードルが
横たわっているが、セクハラはその大きな要因の一つであ
る。

どうやったら防止できるか?
防衛省も大学も、一日も早く、職員の半数を女性にするの
がいいだろう。男たちの「ホンネ」を職場や学校で通用さ
せない社会を作る。これ以外に対応は見つからない。

皆様ご存知の組織や学校では如何でしょうか?


もう、いい加減にしてよ!環境型セクハラと対価型セクハ
ラ一日に二件も!



うらおもて・やまねこでした。