ページビューの合計

2011年4月24日日曜日

「うらおもて・やまねこの棲家--Fair is Foul, Foul is Fair 」発進

@@@やまねこ通信70号@@@

皆さま


 タイトルは、「うらおもて・やまねこの棲家--Fair is foul, Foul is Fair 」と決めました。


 「うらおもて・やまねこ軒」を皮切りに、
 
 「うらおもて・やまねこの棲家」
   ーーFair is Foul, Foul is Fair 

  これいいなあ、これいいよ。

    とのお便り、さらに、
  
 「やまねこ通信・うらおもて」 はいかが?
 
    との、リズム感がいいな、と思えるお便り。

  
 やまねこは、結局、

 「裏表山猫の庵」で どうじゃ~、というほど、達観しておらず、


 「うらおもてやまねこの招待」というほど、優雅ではいことが、このたび分りました。


 アイディアをお寄せてくださった皆さま、本当に、ありがとうございました。 
 これからもどうかよろしくお願いします。
 


 東日本大震災と東電福島第一事故のメディアを連日、ウオッチしています。
 
 
  1 今なら間に合う、リニア新幹線の「Cルート」に反対する、パブリックコメント
 ● 2 東電の賠償を政府が支援?被害者補償を被害者が負担?
 ● 3 東電社長、清水正孝が、避難所で謝罪
 ● 4 菅谷昭医師、内部被ばくを警告
 ● 5 トンでも医学!? 「稲 恭宏博士(東京大学)」の新発見!!
 
 
 ● 1 今なら間に合う、リニア新幹線の「Cルート」に反対する、パブリックコメント


 どさくさにまぎれて昨日、リニア新幹線の「Cルート」を妥当とする答申案を国の
 委員会が了承し公表した。
 中央アルプスに巨大トンネルを幾つも通さねばならない計画。


 リニア新幹線には、乗務員は乗車せず、東京か大阪の集中制御室で指令を
 出すシステム。
 巨大トンネルを通行中に地震で停電が起きたら?
 乗客に対しての指令がアナウンスされ、トンネルから外に出る出口を幾つも作り、
 外へと誘導すると説明されている。

 しかし、東電福島原発の事故で、日本人がすべて見てしまったこと。
 それは、災害は設計の「想定外」で起こるということ。


 トンネルの中で、直下型地震が起き、停電になり、複数の予備電源も使えず、
 暗黒の中、中央制御室からの脱出マニアルのアナウンスも届かなくなったら。


 すでに信濃毎日新聞主筆、中馬清福氏が一面の解説で述べていた。
 まだ間に合う。
 直ちに計画を中止せよ。
 
 今後調査が始まる。
 調査のボーリングが開始されると、「工事開始」と早とちりの理解する向きが多く、
 既成事実のように、受け取られてしまう。
 この積み重ねも、国交省の予定のうちだけど。


 今なら間に合う。パブリックコメントを送ろう。
 
 以下は、「脱原発ML」から届きました。
 最終答申に対するパブリックコメントの募集を始め、
 その締め切りは5月5日(必着)です。
 見事に連休にぶつけてきました。
 国交省のHPをみても、目立つ所に答申の話題が紹介されていません。
 左下のすみに、パブリックコメント というリンクがあるだけ。


 このパブコメを経て、建設計画にGOサインが出されます。
 原発の問題とセットで、ここが一つの分岐点です。


 日本とその国土保全のために、是非反対の立場でコメントをお願いします。
 このままでは本当に日本が壊れてしまいます。


最終答申案と、パブリックコメント募集要項はこちら↓
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id
=155110801&Mode=0


論点毎に、何枚もコメントを送ることができます。
そしてそれはそれぞれ1件としてカウントされます。
できれば、団体名でのコメントではなく、個人名でのコメントを。


あらゆる手段でこの情報拡散にご協力ください。
 「脱原発ML」以上。
目下、建設反対意見は、12通しかないそうです。




● 2 東電の賠償を政府が支援?被害者補償を被害者が負担?


  河野太郎が「ごまめの歯ぎしり」に書いている。
  やまねこは、ほとんど同意見。
  
  東電社員の減給が報道されている。年俸を20%減らすという。
  一方、社長はじめ、役員の減俸の話は全然、聞こえない。
  まずは、現在の東電役員の最大の努力を示さねば、電力値上げで国民負担など
  とんでもないことだ。


  政府負担とは、税金の流用ということ。税金は、国民が支払ったもの。
  負担する「国民」のなかに、東電原発の被害者が多数混ざっている。
  「計画停電」で生産中止に追い込まれた企業、従業員、一般市民、
  交通被害者たちである。
  被害者補償のために、被害者が負担するなど、でたらめな話だ。


  そればかりではない。
  政府がレベル7に引き上げることを決定したのは、加害者東電に免責させる
  目的とも語られている。
  免責、つまり補償しなくて済むと言うこと。
  東電経営者は、免責の二文字が政府から発言されるのを、上目づかいして
  待ちかまえている。 
  社長の補償に対するあいまいな言葉は、社内が免責待ちであることを
  示している。




  
  以下、河野太郎ブログ。


  この計画はダメだ。なぜ、最初から国民負担で東電を救済しなければならないのか。




  事故の責任者として、東電には、逆立ちしても鼻血も出ないという状況まで
  賠償させなければならない。送電網を含め、資産の売却も必須だ。


  今回、送電と発電の分離に至らないような枠組みは、国民が許してはいけない。


  国が立て替えて、東電が利益から払い戻すというのもおかしい。電力は、
  総括原価方式で、
  必ず利益が出るようになっている。それでは結局、国民が負担するだけだ。


  電力の安定供給に問題がでるというならば、東電に全てはき出させた上で
  国有化すべきだ。
  現在の東電の存続を前提として、計画をつくるべきではない。


  さらに他の電力会社に負担させ、電力料金を引き上げて、それに充てるなど
  というのは言語道断だ。
  それならば、まず、原子力環境整備促進・資金管理センターに積み立てた
  3兆円を使うべきだ。


  この状況で、再処理をどうするかは当然見直しの対象になる。
  それならば、そのために積み立てた3兆円を当面、賠償に充てるのが筋だ。
  この3兆円には手をつけずに、政策の見直しはなるべくしないようにして、
  電力料金を引き上げるなどとはとんでもない。


  この計画では、これまでの原子力政策の過ちを何も改めないということになる。


  マスコミも、解説もせず、大本営発表をそのまま流すようなことを
  またやろうというのか。

  東電は、全てを賠償金のために準備するべきで、無駄な広告など、即刻
  やめるべきだ。




 ● 3 東電社長、清水正孝が、避難所で謝罪。


   「毎日」の写真は、正面から写していた。
   清水正孝は、膝に手をついている。
   他の役員は、床に手をついている。


   これを「土下座」と新聞、コメント。
   だとしたら、被災者たちは、全員、土間に座り、土間に寝ていること
   になるよね。


   今回、清水は手に書類はもっていない。
   けれども、床に手をついた写真は、どこにも見当たらない。
  
   比較しても始まらないが、天皇皇后は、避難所で床に手をついている。


 
 ● 4 菅谷昭医師、内部被ばくを警告


   甲状腺、内分泌外科の菅屋昭医師(松本市長)が、放射性物質が検出
   された野菜やミルクはできるだけ口にしないようにと信毎で語っている。


    同氏は、チェルノブイリ原発事故の後、数年間、近隣のベラルーシで
    治療に参加した。
    
    皮膚や呼吸器を通して放射性物質が体内に入ると、
    肺や消火器から吸収された後、血液で運ばれ、
    特定の組織に取り込まれて、内部被ばくがおこる。


    いったん組織に取り込まれると、排出されにくく、微量でも体内にとどまって
    放射線を出し続けるため、DNAを損傷してガンを引き起こすなど、
    人体に深刻な影響を及ぼす恐れがある。
 
    内部被ばくは何年もたってから影響が出るのが特徴。
    チェルノブイリ事故の4年後、9年後に発症者が最大に。
    事故前の小児甲状腺がんは、通常の130倍になった。


    国際原子力機関(IAEA)など国連機関や被害国でまとめた「チェルノブイリ
    フォーラム」の報告書は、甲状腺がん以外のがんについては、
    原発事故との直接の因果関係を認めていない。


    しかし消化器、呼吸器、泌尿器などのガンも増えている。
    早産、低体重児も増大。
    内部被ばくの影響とみなされる。


    マイナスの情報も、積極的に公開することが必要。
    「不安をあおる」と決めつけて蓋をするのではなく、定期的な検査で早期に
    異常を見つけ、治療すれば大丈夫と、伝える必要あり。
    
    重要なのは、国際原子力機関(IAEA)は、原発推進のための
    国際組織であることだ。
    だから東電福島の事故処理が手間取っていることを見て、警告を重ねた。




 ● 5  トンでも医学!? 「稲 恭宏博士(東京大学)」の新発見!!


    「放射線汚染の医学的科学的真実」と称して、放射性物質は、
    「全然、問題ありません」と公言する
    「稲 恭宏博士」の映像が、送られてきた。


    放射性物質を浴びても、食べても「全然、問題ない」、むしろ
    「浴びた方が元気」になると、栃木県で元気に講演。
    
    皆さま、お時間を見つけて、聞いてみてくださいね。
    15分のコンテンツが7巻あります。長いよ~。半日かかった。
    http://www.youtube.com/watch?v=PQcgw9CDYO8&feature=related
 
  
    英語の論文をたくさん書いた。
    東大で研究していた時代、原子力安全委員会の先生たちが、
    東海村JCOの事故の折に、黒塗りリムジーンに乗って、
    「稲先生」と質問にやってきた。


    原子力関係の識者は、経産省、保安院、東電と圧倒的に
    東大の人脈が強い。
    その中、またしても、と一度は思ったが、あまりにも、「東大、東大」
    と大声で語るから、やまねこ、「変だそ」と思う。


    東大出てたら、学歴を大声で呼ばわる必要はないはず。
    確かに、東大出て、「東大、東大」と二言目に語る者たちがいることはいる。


    けれど、まともな研究者でその例はほぼ皆無とのやまねこの経験から。


    Wikipediaを見ると、「低線量率放射線の治療で世界最初の効果をあげた」。


    http://ja.wikipedia.org/wiki/稲恭宏
    
    現在の職業は見当たらない。
    1967年生まれ、だから現在43歳。
    医学博士(東大大学)との学歴のみ。
    ネット検索したところ、早大・人科・衛生公衛の記載あり。
    http://ci.nii.ac.jp/author?q=%E7%A8%B2+%E6%81%AD%E5%AE%8F


    JCOの事故は1999年。32歳の折に原子力安全委員会の委員長が
    質問に来るほどのだったら、どうして現在、所属がないのだろう。


    「英語の論文をたくさん書いた」のだったら、英語のGoogleで探せば
    見つかるだろう。
    やまねこ検索した。ところが、ほとんど出て来ない。
    口はばったいけど、やまねこなんかの英文論文、海外での学会発表
    の記載だって、Googleは、しっかり検索する。


    コンテンツの終わりごろに博士は語った、
    「阪神大震災の時に、被災はが多数死亡した。
    しかし、今回の震災の死者は少ない。
    これが低線量率放射線の効果だ」。
    
    これを聞いて、やまねこは結論が見えたと思った。
    今回は、避難してからの死者が毎日出ているじゃないの。


    放射能の汚染地域の水、ミルク、野菜、これらを子どもが口にしても、
    「全然、問題ありません。むしろ、これまでより、元気になります」。


    「自分の論文を、国際原子力機関(IAEA)の科学長官がすぐに理解して、
    メールをくれた。
    日本の政府、医学者は、不勉強だから、でたらめな発言をしている」。


    「足に汚染水が触れても、やけどほどの被害もない」


    ホントにそうなら、どんなにいいことだろうね。
    東電は、どうしてこの人物を、特別顧問として高給で迎えないのだろうか?
    被ばくの補償を支払う心配どころか、これから、「被ばく健康法」で、
    大儲け出来るかもしれないのに。
    動画を見ながら、やまねこはこう思った。


    この人物の真偽を問う仕方は、誰にでも、すぐに分るのではないか。


    「稲 恭宏医学博士」には、福島第一原発に行ってもらうといい。


    原子炉の修復作業を手伝ってもらうといい。
    博士はもっと元気になって帰ってくるだろう。


    ところが福島ではなく栃木の護国神社で講演をしている。
    科学ではなく、宗教の側の人物ではないか。
    やまねこはこう思ったのであります。
    (ネットに多数の書き込みが見つかります。)


    うらおもて・やまねこでした。
    
    
    

9 件のコメント:

  1. うらおもてやまねこさん
    ブログ新設おめでとさん
    テンプレートの本棚の本の色
    アンタハンの好きな色の本が、イッパイありますね~
    文字ばかりのブログも、暖かくて明るい雰囲気がします

    返信削除
  2. Tokiko.M ”・_・」はん
     
     試行錯誤の連続ですちゃ。
     これからもご指導のほど、
     頼む茶根。

     
      

    返信削除
  3. たかむらしっぽ2011年6月8日 21:16

    うらおもてやまねこさま
    ブログ開設おめでとうございます。
    なかなか、思うように参加できない私ですが、
    (本当に体が足りない!!)
    やまねこさまの存在で、よし、がんばるぞ、
    と思う今日この頃です。
    取り急ぎのコメントごめんなさい。
    ゆっくりお邪魔しますね。

    返信削除
  4. うらおもて・やまねこ2011年6月8日 23:07

    駅前本屋の尻尾さま

    コメント記入の手順でご不便掛けました。
    IT弱者のやまねこでさえ、こけつまろびつ
    何とか日をつないでおります。
    子どもの本大好きの尻尾ちゃんのブログ是非読みたい。
    楽しみにしてるからね。

    返信削除
  5. ゲゲゲ村のバ〜婆2011年7月12日 16:46

    コメント入るかしら?

    返信削除
  6. うらおもて・やまねこ2011年7月12日 17:04

    ゲゲゲ村婆さん様
    うらおもて・やまねこの棲家にようこそ。
    入ってますよ。
    これからもよろしくお願いします。

    返信削除
  7. ゲゲゲ村のバ〜婆2011年7月13日 15:49

    投稿テスト別バージョンでお試しーーー

    返信削除
  8. このコメントは投稿者によって削除されました。

    返信削除
  9. うらおもて・やまねこ2011年7月13日 17:08

    ゲゲゲ村の婆さん様
    お手間をかけております。
    コメント欄に記入されていますから、
    今の仕方でいいのではありませんか。
    別のページにご意見を書いてください。

    返信削除