@@@@やまねこ通信113号@@@@
●「女のくせに!」罵りに負けなかった澤穂希、
女子W杯なでしこジャパンが決勝に勝ち残っている。目下スポーツ
番組の主役である。キャプテン澤穂希は小2で地域の男子チームに
一人だけの女子選手として参加。
試合中に「女のくせに!」と足を蹴飛ばす相手チーム選手がいたの
で試合中に追っかけた。試合後、母満寿子(まいこ)さんはそれを
たしなめることなく「いつか素晴らしい選手になって、見返してや
りなさい」と励ました。
日本国内では予選を勝ち抜いても「前例がない」と全国大会に出場
できなかったことも。15歳で日本代表デビュー。20歳から4年間、
レベルの高い米国に単身渡る。その澤穂希が率いる杯なでしこジャ
パンの決勝戦の相手はアメリカだ。
● 男子選手の一割にも満たぬ年収を早く引き上げよ!
なでしこジャパンは日本サッカー協会に所属している。協会は、活
躍を評価してボーナス増額を検討することを明言。
日本のサッカー界は、Jリーグ発足以来、人気が高まってきた男子
に比べ、女子は常に日陰の存在。待遇にも大きな開きがある。協会
の規定では、W杯優勝ボーナスは男子の3500万円に対し、女子
は150万円。準優勝は男子の2500万円に対し、100万円と
女子は男子の10分の1にも満たない。
しかし、日本サッカー史に残る快挙で、協会側は、優勝賞金100
万ドル(約7900万円)を代表全選手21人で分配することを基
本に、優勝ボーナスを倍増の300万円程度に引き上げることを理
事会で審議する方向だ。
日本のエース、沢(INAC神戸)でさえ、年俸は360万円程度
といわれ、多くの選手が社業を兼ねたり、コンビニのレジ打ちなど
アルバイトで生計を立てているなでしこジャパン。
高収益体質の日本サッカー協会。あれだけ高いメディア露出度の女
子サッカーを早く経済的に評価せよとやまねこは言いたい。
● 女性の育休取得率低下
男性の育児休業取得の政府目標は17年に10%に引き上げることだっ
たという。
ところが09年に子どもが生まれた人の育児休業の取得率は、女性が
前年度より1.9ポイント低下の83.7%。男性が0.96ポイント低下の1.
38%で、男女ともに低下した。
景気低迷を背景とした職場の人手不足や収入の減少などで、育児休
業を取らずに働かざるを得ない人が増えたためとみられている。厚
生労働省の2011円度雇用均等基本調査白書による。
パートや派遣社員など期限付き契約で働く女性の取得率は71.7%と
08年の86.6%から大幅低下。非正規雇用で働く人が取りにくくなっ
ている。
やまねこは考える。産前産後休暇は給料が支給されるけれど、育児
休業を取ると収入がゼロになる。その間の貯えがないと取りたくて
も取れない。恵まれた状態の人々だけがとれる休業。だとしたら休
業を取れる立場の人々は子どもが比較的増えることになるのだろう
か?
長野県内では育児休業取得女性は92.8%、男性は0.8%であったとい
う。男性全国平均1.38%に比して58%の実現である。17年目標の10%
に高めるためには今後6年間で12.5倍の増大が必要である。
何が障害なのか。男性育児休業の必要が伝わっていないためではな
いだろうか。女性だけが育児休業を取る社会は、「女は子育て」の
社会である。子どもは二人で育てるを原則にしなくては。そうでな
くては女たちの社会参加が遅れてしまう。
悲しいけれどこれがこの国の現実である。
うらおもて・やまねこでした。
お早うゴザンス
返信削除勝ちましたね~アッパレ♪!
男子との報酬の差!今時呆れて物も言えないというか~
開いた口が ‘〇!
やまねこさんも着々と更新、アッパレ~
たまには背伸び、大あくびも忘れられますな~^^!
やまんばさんお早う。
返信削除早起き高齢者同士のハイタッチ。
飛行機での移動もエコノミークラスだそうだ。
休養ができないと不満が呈されているのに改まらない。
男子は全員ビジネスクラスとファーストクラスだというのに。
前例主義の自動機械が、一見新しく見える協会にも住みついていてんだろうね。
男たちの行くところ、権威、支配がつきまとうのだから。
ところでお励ましありがとさん。
やまんばさん煮茶及番茶。
機会を見て紹介させてもらうの楽しみにし取る空寝。