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2012年5月1日火曜日

女たちが運営する、ちの男女共生ネット、会員募集中です!


@@@@やまねこ通信193@@@@

426日(木)ちの男女共生ネット、キックオフの会が無事
終わりました。趣意、活動方針、規約などが参加者によって
承認され、ここに正式に、発進することができました。

キックオフの会では、準備委員を務めていた7人の他に、7
の会員が参加してくださいました。初対面の方もあったので、
自己紹介から始めました。それぞれの持っておられる背景が
少しずつ分かって、これからが楽しみです。

じかに準備に携わったみなさま、見守ってくださったみなさ
ま有難うございました。ご報告が遅くなってごめんなさいね。

以下は、当日承認された、趣意書です。

ちの男女共生ネット・趣意書2012426日(木)

男女共同参画基本法成立以来10余年間、その進展は鈍いま
までした。男性たちは、「社会全体の問題」とみなすことな
く「女たちの小さな問題」ととらえていました。私たちの周
辺では、伝統的ジェンダー分業、すなわち男は外、女は内と
の考えがなかなか改まることがありません。

一方で、新自由主義経済の下、いわゆる「構造改革」以来、
若者たちの就業難が悪化し、デフレ経済の下、改善の兆しが
見えず、非正規雇用の中で少子高齢化が進んでいます。

政治、経済、学問研究などの、社会活動のあらゆる分野にお
いて、女性が政策決定に参加することで、社会を活性化させ
ることが、国外の調査で確かめられています。ところが、こ
の国では、いまなお理解を得ることがありませんでした。

同時に、今日なお、家庭、学校、企業、様々な団体での、D
V、性暴力、セクシャルハラスメントが後を絶ちません。こ
のことが、女たちから就学、勤労の機会を奪っていることに
も注目する必要があります。

今後、私たちの社会を未来につながる住みよい社会にするた
めには、女たちの活動の場を広げ、様々な政策決定に参加す
る機会を早急に増大することが必要です。

社会における男女平等の実現は、女性の権利尊重という当然
の正義の実現であるばかりではありません。男女平等の実現
なしでは、この国の社会は、その持てる力を発揮することが
できぬまま、未来を放棄することにつながるのです。
男性に対する「男だから」「男らしく」の強制の長い重なり
が、自殺率を高めてはいないでしょうか?
一方で、女子たちは、その将来への希望を、今なお「女だか
ら」と、取り下げてはいないでしょうか?

本会では、これまで女たちを分断していた様々な要因、生ま
れた地域、職業、年齢、既婚、非婚などの違いを乗り越え、
女たちの連帯を図るために立ち上がりました。

女性の社会的地位の向上と反戦の意思に生涯を貫いた信州の
先駆者、丸岡秀子にならって、私たちは、歴史に学び、地域
に学びながら、活動を展開してゆきます。

女たちは男女平等の視点を獲得し、社会とつながることで、
自らの持てる力を強化し、内面をつよくすることが出来ます。

本会は、社会のあらゆる面における男女平等について学び、
語り合い、さらに様々な形での実現を図る、自発的かつ任意
の女たちが運営する団体です。

3.11は「第二の敗戦」でした。
今こそ、「女・子ども」からの民主化を、草の根から立ち上
げるための、千載一遇の機会です。
(以上)。

今後の行事予定:年6回、原則奇数月最終土曜日に開催します。
日時
会場
行事
2012
526
午後1時~4
諏訪東京理科大学 

4号館432
  丸岡秀子記録映画『ひとすじの道』上映会(90分)
とワークショップ。
丸岡秀子の生涯に、「私たちの物語」を見つけよう。
728

午後1時~4
会場:家庭教育センター
丸岡秀子著『ひとすじの道』1,2,3(偕成社)の読書会。
3部にわたる原作は、どこが興味深かっただろう?
929

午後1時~4
会場:家庭教育センター
鹿 鹿野政直・堀場清子著『祖母・母・娘の時代』(岩波ジュニア文庫)の読書会第1回。
「人間」の歴史とは異なった女たちの歴史の基本。 
1124

午後1時~4
会場:未定
鹿「子ども時代に何を食べたか」を語り、書き、食事を作る会。参考『10代に何を食べたか』平凡社ライブラリー。地域の老賢女に、教えを乞う。
13126

午後1時~4
会場:家庭教育センター
丸岡秀子著『物価と家計簿』を参考にして、経済についての講演会。
秀子は経済学を勉強した。自立に欠かせない知識。
330

午後1時~4
会場:家庭教育センター
鹿野政直・堀場清子著『祖母・母・娘の時代』(岩波ジュニア文庫)の読書会第2回。
知名人だけではない、女たちの歴史に、自分の歴史を重ねてみよう。
525

午後1時~4
会場:家庭教育センター
丸岡秀子著『日本農村婦人問題』の読書会

秀子の出発点。田村俊子に促されて書いた最初の出版。初めて農村女性に焦点を当てた画期的な本。
(都合により変更の可能性があります)。


会員を募集しています。年会費1000円。
6回の行事に無料で参加できます。
ご連絡先:藤瀬恭子 kfujise@po30.lcv.ne.jp
趣意書にピンときた方は、ご連絡ください。


うらおもて・やまねこでした。

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