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2013年12月8日日曜日

やまねこ通信287号:福島の現状現地報告!女たちが原発を止める集会・斎藤美奈子さん、ブリ大根がコトコト

@@@やまねこ通信287号@@@

諏訪市公民館で「福島の現状・・・現地報告会!」が午後
1時半から。報告はM月かつじさんとやまねこ。それに松本
で福島から避難された方々を支援する若い活動家。

主催は上諏訪駅前のアンの家(http://www.annes-house.net/
中川厚子さん。今年6月には東電告訴団団長の武藤類子さん
を招いて講演会を主催した。

かつじさんはビデオカメラでの動画、さらに静止画両方の映
像をたくさん流し、被災地への6、7回の訪問に基づいての
行き届いた報告。不気味なゴーストタウンが展開していたこ
と、これが原発事故の特質であること。現地を見ることで多
くを知ることができ福島の方々を励ますことにつながると語
った。

やまねこが次に語った。
原発事故で住んだ土地を追われ、職業もないまま仮設にお住
まいの方々の有り様が、米国先住民の姿を思わせる

先住民たちは野生のバイソンを追い、衣食住をすべて大地か
ら得ていた生活を根こそぎ奪われ、米国政府、州政府の命
下、これまでとは様変わりの居留地にわずかな手当ととも
住むことを強制された。

母なる大地から切り離され、朝起きてもすることがない。生
きがいが奪われてしまった先住民。つい酒に手が伸びる。依
存症になりもする。そればかりか心の病に落ちてしまう。

これを見て、かれらを追い込んだ白人社会は、先住民の人々
が(プロテスタントに比較し)勤勉でないとか、金をもらっ
て朝から酒飲みなどとその堕落が先住民たちの<本質>であ
るかのように批判した。

被災者の中に「カネをもらって朝からパチンコしている」人
々があるとの話を最近インターネット上で読んだ。非難がま
しい記載であった。

これを原発被災者の二次被害と呼ばずに何と呼んだらいいのか!

被災者を非難するなら、かれらが住んでいた大地をまるごと
返してほしい!

東電福島第一原発事故以前の自然を全部もとに戻してほしい。

このことを東電に要求して欲しい!!

●やまねこは次に脱原発をめざす女たちの会 11・9集会 
結成2年記念(会場:日比谷・星陵会館)の報告。

大会のキーワードは脱原発三原則:
つくらない、売らない、動かさない。
基調講演は斎藤美奈子さん。

●斎藤美奈子さん講演「原発とメディア」はインパクトあるパ
ワーポイント付き。次はその簡単なまとめ。

☆テレビ新聞雑誌の大広告主は家電メーカー、自動車メーカー、
電力会社。家電、自動車は他社と競争しなくてはならない。け
れど地域割りの電力会社はどうして大広告主なの?言うまでも
ありません。原発が安全、安価であるとの嘘を利用者すなわち
人々に信じ込ませるためでした。
  
F公論:「脳と原子力は切っても切れない」茂木健一郎+原発
学者の対談。20114月。

このように原発広告を掲載する雑誌とその記事には、何らかの
関わりがあるだろうか。ばっちりある。広告は記事に影響を与
える!
広告掲載雑誌は、原発問題には、「ふれず」「目立たず」「わ
かりにくく(責任を曖昧に)」する傾向にある。

インターネットで斎藤美奈子さんはヒドイ宣伝を見つけた。
☆日本原子力(旧動燃)
「プルトニウムはのみこんでも死なない」「青酸カリより安全」
「頼れるプルトニウム」

☆文科省も推進した。子どもを取り込んで「あとみん」と
いうプロジェクトを実施していた。ここで原発課題研究を子ど
もたちに奨励。学校の権威を利用し啓蒙する側を育てる目的で
表彰制度を使い、子どもたちのやる気を促した。
(あとみんは2012年3月31日に閉鎖されました。
次のサイトは閉鎖前後の事情を追跡しています)。

さて次に、大新聞の脱原発への姿勢を斎藤さんが評価します。
<脱原発への姿勢指数>メディアの序列
脱原発に近いメディア:東京 85、 毎日75、 朝日 59
原発促進派のメディア:日経 24、 産経14、 読売 14
  
この数値の基準はいったい何か?
驚かないでね!2012629日、反原発デモの際の記事行数を数
えた数字でした。

これはどこにも応用可能だ!
何らかの気になる事件報道の大きさを、記事の行数で量る。
これがメディアの姿勢を量る数値になる。

☆原発推進派のメディアは<放射能>ではなく、<放射線>の語
を使用との指摘も。放射線治療などのように有益なものとの意味
合いで普及した言葉である。

☆斎藤美奈子さんは精密なメディアウオッチを重ね、電力会社が
膨大な費用を使って読者であるわれわれを取り込んできたことを
明らかにしました。その費用は毎月の電気代としてわれわれ電力
利用者が支払ってきたのです。

美奈子さんの真実をグサッとえぐる包丁使い、そこから見える電
力会社、官公庁のあきれた所業のあほらしさ、おかしさ!!

7月20日ちの男女共生ネットの第8回勉強会の折の講演同様、や
まねこは腹を抱えて笑い、やがて背筋が寒くなったのでした。

やまねこが次に語ったのは「<改憲時代>女性の利用は始まって
いる!草の根の女性たちの連携がさらに重要に!」
このことについては次号でお伝えします。

●集会の後、お茶を囲んでアンの家のあつこさん、M月かつじさん、
S原しゅんさんらと特定秘密保護法成立後のこの国の行先について
語り合う。

ネットの仲間さちほさんが主催者側の仕事をてきぱき。原発ツア
ーに同行したM坂とおるさんとさよこさん、諏訪アクションのY
ひでのりさんがご参加。たみさんとは久しぶりに。

今回参加者数20人超。アンの家のあつこさん個人の主催であり
ながら、前回武藤類子さんの折も文化センター会場で盛会だった。

●諏訪公民館の別の集会に参加された方が、ブックロードのバッ
グをご利用。どなたからのお買い求めかを伺う。なんと、ちの男
女共生ネット営業部長、つねこさんからご購入とのご返事。
さすがだねえ!

●諏訪公民館からの帰路、新潟寺泊の魚を扱う角上魚類に立ち寄
る。タラ、ハタハタ、ブリなどの冬の魚で賑わっている。アジが
とりわけ安い。刺身にもできるのを3匹。ブリ煮込み用大型パック、
それに寿司とウニを買った。

美味しい寿司が食べたくなったら、この地域では角上に赴くに限
る。寿司屋さんには悪いけれど、1000円、1500円などの
寿司パックはそれぞれ、寿司屋さんより新しいネタが、3分一よ
り安い値段。やまねこは常々ほくそ笑んでいる。

昨晩からコトコト煮込んだブリ大根。アタマ、アゴ、メダマが鍋
の中でとろけそうである。


うらおもて・やまねこでした。




2 件のコメント:

  1. ブリ大根、おこぼれに預かりました。うまかった~。ありがと、やまねこ様。
    新聞社の報道姿勢を、記事の行数ではかるって、いいアイデアだわ。活用しようっと!
    美奈子さんに座布団一枚。 せいたか

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  2. たかこさま
    やまねこ通信にコメントをありがとうございます。
    美味いものを食しながら、原発廃止の活動を息長く続けられるといいよね!
    座布団一枚!
    美奈子さんに代わってお礼を申し上げます!

    やまねこ

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