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2017年5月22日月曜日

やまねこ通信384号:いのちの値段が違う!「人権格差社会」

@@@やまねこ通信384号@@@

いのちの値段が違う!年収2700万以上の国会議員と300万円に満たない勤労者たちの「人権格差社会」

衆院法務委員会は、「共謀罪」を採決を強行した
自民・公明・維新の会の賛成多数である。

驚いたことに、採決に向けての演説をぶった若い
議員維新の会丸山穂高は、法務委員会のメンバー
ではなかった。法務委員会で何が議論されてるか
を知らぬ者が、中途入室した。
こんなデタラメがどうして許されるの?

維新の会の丸山穂高なる男は、英雄気取りだった。
こんなタイプの男たちは、軍旗を振りかざして若
者を戦争に駆り出したくてウズウズしている!自
分ばかりは、特権的立場にあって、いのちを晒す
ことはないと信じ込んでいる。

どうしてこんな者たちが偉そうに歩き回る社会が
生れたのだろう?

▲昨日522日、「戦争をさせない1000人委員
会すわ」のイベントがありました。五月晴れの週
末にもかかわらず、30人ばかりの参加者が熱心
に耳を傾けました。

治安維持法の再来、共謀罪についてまゆみさん。
まゆみさんは模造紙2枚に多数の犯罪を書き出し、
法務大臣が答弁に苦しんだわけのわからぬ共謀罪の
かかえる怪しさを詳しく解説しました。

けいこさんは、教育勅語について。現代語訳は政治
的立場が露骨に出ていることを証言。
「一旦緩急あれは、義勇公に奉仕し以て天壌無窮の
皇運を扶翼すへし」。つまり、「戦争になったら、
いのちを投げ打って天皇を守るんだぞ」の箇所を抜
かしたりぼやかしたりした現代語訳もあるとのこと
を語りました。神社本庁のお膝元、明治神宮のHP
どがこうなんだとか。へえ、知らなかったね。

▲やまねこはこの日は、ファシリテーター。
皆さんに質問を促しながら自分でも語る。それがつ
い延長戦に・・・運営側の皆様のやきもきに
m(_ _)m

▲やまねこが最も伝えたかったこと。
幾つものことが「閣議決定」されている。その顔ぶ
れっていったい何者ということ。

答えは、「日本会議」と「創価学会」なのです。
メディアでは、首相に近い保守派人脈と婉曲にぼか
しています。けれど、その名は「日本会議」。
極右団体です。

やまねこは(「国はこんな嘘をつく」第2回小さ
な勉強会(2015.9.12(土)、諏訪市公民館))で
日本会議のことを語りました。
 やまねこ通信バックナンバーを訪問してください。
 @@@やまねこ通信331号@@@(15/8/24
敗戦を否認する「日本会議」が安倍政権の影の戦
略室か?「生長の家」に始まる歴史

▲第3次安倍改造内閣の構成メンバーは安倍首相、菅
官房長官等「日本会議」所属75%。
高市早苗、稲田朋美、丸川珠代、山谷えり子等、男女
共同参画反対の女たちも「日本会議」。
百田尚樹・作家、百地章・憲法学、石原慎太郎等。

日本会議の目的って何?
明治憲法に回帰し、戦争が出来る国にすること。それ
を「美しい日本」と呼んでいます。

「日本会議」の活動とは?
1 安倍政権の政策すべて。
2 自民党改憲法案の早期実現の署名活動。組織的大衆
    運動を展開。
3 憲法女性の会、「女性の集まる憲法おしゃべ
りカフェ」などを開催。

その政策とは?
戦争が出来る国にするために、男女平等を廃止し、
女は男の補助に。
「男は男らしく育てよう」  「女は男を支えるように
  しなさい」。
男女平等を訴えるジェンダー差別撤廃バッシングが200
0年代にひどくなっていたのだった。

自民党改憲草案24条「家族は社会の自然かつ
基礎的単位として、尊重される。家族は互いに助
け合わねばならない」。
この項目の先取りがすでに実行されている!

▲高市早苗、稲田朋美、丸川珠代、山谷えり子等の閣僚
経験者たちは、揃いも揃って、選択的夫婦別姓に反対。
男女共同参画に反対の者たちも。

ところが、以上の女たちのほぼ全員が、結婚して夫の戸
籍名を持ちながら、父の名旧姓で公職についています。
つまり、選択的夫婦別姓を実行しているのです。

ところが職業について、結婚したら改姓を強いられる女た
ちの不便さに対して、想像力がないって何?

そればかりではない。「日本会議」の目的は、大日本帝国
の明治憲法を復活することである。ところで、明治憲法下
では、女性に参政権がなかったのだ。国会議員に立候補し
て大臣になるどころか、投票権もなかったのだ。
安倍政権を支えるこの女たち、何考えてるの?

▲このことが不思議で仕方なかったやまねこだが。昨日、
ようやくある考えが思い浮かんだ。

こういうことだ。
日本国憲法に基本的人権が保障されている。これはすべて
の国民に与えられた人権だ。

ところが、「日本会議」のメンバーたちは、国民すべての
基本的人権に対して無知なのだと思う。
無知というより、頭にも身体にもその実感がゼロなのだ。

▲安倍麻生ら、勤労者の暮しに盲目な者たち。
国民を「票田」としか見ない者たちが支配の中枢にいる内
閣。二世議員50%の内閣。選挙運動さえ自分でする必要
のない23世議員たちは何を考えているのか?

自分が住む住宅を買うために、なん十年もの住宅ローンを
支払う勤労者の暮し。月給日前には小遣いを減らし、昼食
を安くあげる人々の財布。こんんな経験はゼロである。

暮らしを何とかしようと、勤労時間の後に組合やさまざま
な活動をして希望を明日につなげる人々。このことで、こ
の国の人権、さらに環境が守られてきたのだが・・・

ところで、菅官房長官は、法政大学の夜間部2部を卒業して
いる。それに内閣には「学歴エリート、官僚経験者」がいる。
すべての閣僚が安倍麻生らと同様の特権階級出身ではない。
ところが中枢にすりよるためには、同調の圧力がかけられ、
それに従属することで今の地位を得ている利益共同体の仲間
たち。

▲安倍麻生とその仲間はこう思う。
この国は、一部の特権階級の者たちが好きなように支配すれ
ばいい。その道具として「国民」の票、財産、さらにいのち
を、思うように利用していい。

「国民」は平等ではない。基本的人権などは国民にはない。
富による階層の二極分化を、そのまま政治の世界にもって来
ればいい。

勤労する中で、夫婦別姓で苦労してる国民の女たちはどうで
もいい。家族が分断される懸念で反対すればいい。「家族が
大事」という自民党の改憲に結びつく政策が優位なのは言う
までもないことだ。

徴兵制をしいても、経済的徴兵制、つまり非正規の不安定雇
用と貧困の中に勤労者を宙吊りにし、ある段階で、公務員の
正規雇用をエサに、軍隊に働き盛りを取り込む制度。その準
備段階だから、派遣労働が改善される予定はないという現在
の経済軍事政策をしいても、自分や自分の子どもたち孫たち
がその網の目に掛かる心配はない。

▲生涯勤労して貧困の中で暮らす者たちと、父祖の富、ある
いは「学歴エリート官僚経験」の特権の上に居座る者たちの
格差社会。

共謀罪であれ何であれ、どんな過酷な法律を通そうが、自分
たちが対象になることはない。

「守られている自分たち」と「貧乏で頭悪いあいつら」。
英雄気取りで共謀罪の委員会通過のきっかけを作った維新の
会の丸山穂高なる男性の行動に、このような思考が透けて見
えるとやまねこは考えるものです。彼らのホンネです。

「基本的人権なんか、生活保護ともに、ゴミ箱に放り込めばい
いんだ!」

こり:こうなったら、選挙で落とすしかないね。
   いつまでも続くと思うなよ!


1000人委員会すわの集会、得るものがあるあってよか
ったとの声が伝えられています。
皆さん、またお会いしましょう。
こういちさん、みちこさん、かやのさん、
どうも、ありがとうございました。


こりでした。
うらおもて・やまねこでした。


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