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2012年6月30日土曜日

諏訪からの首相官邸包囲、対話する市民たちの緊密なつながりを求めて


@@@@やまねこ通信207@@@@

新しい小さな「勉強会」が今日、発進した。場所は、ビ
ーナスラインを登ってバラクラ・イングシッシュガーデ
ンの少し先、郭公という個性的なカフェ。

環境関連の図書が並び、外国の面白いグッズが棚を埋め
ている。ベランダの席はまだ準備中。

夏にこのベランダでコーヒーを飲みながら読書したらさ
ぞかし快適だろうな、と思わせる店構え。

店主のひさえさんは、農業が大好き。暇を見ては野菜作
りに精をだし、三つある農地をはしごしている模様。

もうひとりのメンバーはようこさん。ニューヨークのマ
ンハッタンに30年暮らし、帰国後、蓼科山ろくに住む
ようになった。やまねこと3、4年差の同世代。

テキストは『祖母・母・娘の時代』狩野政直・堀場清子
著である。

「他人の会」でも同じ本を読んでいるけれど、本日の会
では、日本人の他者への無頓着、挨拶のなさ、「個」の
不在の話が盛り上がった。話の盛り上がる方向にどんど
ん発展するに任せる小さな勉強会。次回が楽しみである。

郭公の入り口の手前で、猫が子どもを育てていた。とい
うより、ひさえさんがエサを与えている。

可愛い子猫が素早く走り回る。身のこなしが早くてとて
も数えきれない。6匹いるらしい。黒、白黒、生姜色、
ベージュのかわいい盛りの子猫たちが、眼にも止まらぬ
素早さで、地下にもぐりこんでは出てきて追っかけっこ
をしている。

子猫大好きのみなさま、郭公さんに早めに見に行くと良
いかもしれないよ!

昨日お知らせした、脱原発諏訪連絡会主催、「大飯原発
再稼働抗議、首相官邸包囲デモに連帯する会」が茅野市
民館で7時より開かれた。

一品持込の食事付きバーティー。郭公さんが、炊き立て
ごはんのおにぎりを握ってくれる。手早い事。パックに
詰めて駅前の市民館へ。

着いてみると、ちの男女共生ネットの仲間ふさこさん、
ちづこさん、やよいさん、それに勉強会のようこさん
ひさえさんが勢揃いだった。

やがて大学生のゆかりさんが到着。男性は運営委委員の
いつもの仲間、塩原さん、毛利さん、事務局を引き受け
てくださった佐久さん、宮坂さん、それに信濃境からの
女性たち、だいたい、15人だった。

ネット動画は混雑のためか不調だったが、そのお蔭でと
いうべきか、参加者同士の対話の時間がゆったりとあっ
たのがよかった。

どうやったら多くの市民を招き入れることが出来るか?
無関心と見える一般市民たちの注目を引き寄せるにはど
の方法があるだろう。ゆかりさんは、大学でイベントを
開いた模様を報告した。ほとんど一人で。彼女は市民の
集会に意欲的に参加する楽しみな学生の一人である。

参加者はそれぞれに思いを語った。
原子力という制御できない技術に踏み込んだことが人類
の大失敗。地球の新住民である人類の失敗をこれ以上拡
大しないためには、反対するのは、人間として当然のこ
とである。

抗議行動は必要だ。メディアが報道しないのはひどすぎ
る。いや、4万5000人でなく、10万人を越えなく
ては。私たちも永田町へ行ったらよかった。バスをチャ
ーターして。

けれど、4万人規模のデモの中に混ざると、その晩には
帰れなく可能性もある。昔のデモ体験を踏まえての具体
的な話も語られた。
目下準備中の、緑の党の今後の予定も語られた。

結論には至らない。けれど、今後もそれぞれの場で仕事
や職務をこなす市民たちが、コミュニケーションを密に
し、対話を重ねながらコミュニティーを作ってゆくこと
が、結果的に市民社会の形成、成熟につながるだろう。

この積み重ねの中に、脱原発の活動もあるだろう。
このようなことに話がまとまっていった。

諏訪地域の人と人のつながりの結び目に、脱原発諏訪連
絡会がすっくり立っている。

この地域に暮らして10余年。当たり前の話がきちんと
語れ、対話できる仲間が少しずつ増えてゆく。このこと
に関しては、ほんとに良かったと、やまねこは満足して
家路に着いたのでありました。


うらおもて・やまねこでした。

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