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2014年12月21日日曜日

やまねこ通信306号:総選挙自民党微減、野党は候補者を取り替えよ!

@@@やまねこ通信306号@@@
総選挙自民党微減、野党は候補者交代しなくては!

選挙から一週間。雪に見舞われ、空と足元を眺めながらの
日々。今朝のベランダの温度計氷点下1℃。
16日17日に降り続いた雪は30センチばかり積もった。
12月としては大雪だったからドキッとする。

投票率戦後最低の55.48%で選挙が終わった。
自民党は291議席を獲得したが、公示前勢力の295議
席から4議席減らした。連立を組む公明党と合わせて公示
前と同じ326議席。

投票率が低いから、自民党議席が増大したかと思った。し
かし減少だった。

●開票翌日、5大紙一面トップ見出しを並べた写真の投稿が
フェイスブックで見つかる。

「自公大勝 3分の2維持」:朝日新聞
「自公圧勝 320超」:読売新聞
「自公3分の2超 圧勝」:産経新聞
「自公勝利 3分の2維持」:日本経済新聞

ところが、
「自民微減 291議席」:毎日新聞。

見出し表現で、与える印象がまったく違うことに気づく。

●やまねこは毎日新聞を取っている。へえ~と思い、投開
票翌日12月15日朝刊を見直した。そこには、

「自公 3分の2維持へ」の見出し(統12版)。

「勝利」「大勝」「圧勝」の文字がないのは確かだ。
版によって見出しが違う。

●投票率の低い選挙だったので、支持基盤の厚い政党が有
利だった。自民党、公明党、日本共産党である。

候補者が間に合わないことに泣いた政党ナンバーワンは民
主党だった。2012年の惨敗からこの2年間、何をして
いたのだろう?

長野4区で前々回初出馬し、民主への追い風で当選した民
主党候補は2年前自民党候補に敗北。今回再度立候補した
が、その後、どんな活動をしていたのかまったく分からな
い。

今回も同党から立候補。けれど、選挙の時だけ出てきても
ダメだよ!

民主党が、再出発をホンキで狙うのだったら、今回の候補
者を取り替えねばダメだ。

民主党は、活動ゼロでも、モンダイ抱えていても、前回の
立候補者を今回も立てた。知名度が高いほうが当選しやす
いとの目論見だろうか?

後ろ向きの発想だ。

地域での組織が弱く沈滞した中、落選の反省会をまともに
しないのではないか?

風が吹かなかった。
投票率が低かった。
若い層を取り込めなかった。

こんなことで終わっているのではないだろうか?
候補者に問題ありとの議論が語られるだろうか?
現候補者は県連の幹部である。
候補者を取り替えるためには、自分で自分を切り捨てねば
ならない。

元議員、前議員を県連幹部にする体制に果たして党内改革
ができるのだろうか?

別の候補者を立てる力がないのではないか?

ところが、逆に、「風が吹いたら」、これら活動ゼロの候
補者も、モンダイある候補者も、当選するのだ。
この方が恐ろしいとやまねこは仲間と語り合う。

今回当選した大量の自民党候補者がこれにあてはまる。

●一方、地域での活動に熱心な日本共産党は、全国の地方
国候補者を立てた。立派である。
比例区での当選者が増えた。勝利との感触があるかもしれ
ない。

けれど、地方区での現在の候補者を本当に当選させようと
考えているだろうか?

批判票の受け皿にするばかりでなく、当選見込みある候補
者選びをしているだろうか?

もしもホンキで当選させるつもりでなく、批判票受け皿、
その他大勢の候補者だったら、有権者に対して失礼ではな
いだろうか?

政権を取るための姿勢と活動がなかったら、現体制を黙認
する永遠の野党どまりではないだろうか?

どうしてその反省がないのだろう?
やまねこの仲間たちは、本当に不思議だと語り合っている。

●長野県の選挙区で当選した自民党候補は、全員、東大法
学部卒の元官僚である。古い体質が変わっていない。

長野県はこんな古い権威をいまだに大事にするような地域
だったのだろうか?

長野4区は女性候補が一度も立ったことがない選挙区。
元官僚の自民党候補に対抗して、民主党も、共産党も、ど
うして女性候補を立てないのだろう?

女性候補の適任者が見つからないわけではないはずだ。

候補者を、自分たちの手で見つけ育ててゆく米国のエミ
リーズ・リストを2年前に紹介した。

その実践はこの2年、ゼロだったやまねこたち。
力の限界をつくづく感じる小さな市民のひとり。
けれど忘れてはいない。
何かできることがあるはずだ。
やまねこの仲間たちは語り合う。

地域の政党に介入し、候補者選びに声を出してゆくのはど
うだろう?

来年春は統一地方選である。


うらおもて・やまねこでした。



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