@@@やまねこ通信375号@@@
ジェンダー差別に女たちが気づいてない、でも
女たちを守ってくれるのは憲法なんだ!
4月22日に開催する勉強会「わたしの好きな憲
法」について、ちの男女共生ネットのメンバーと
様々な議論をしている。
「憲法は難しくて日常生活と結びつかない」。
こんな声が多い。
▲その中、一通のメールが飛び込んでくる。憲法
勉強会についてのメールらしいぞ。
子育てしながらママたちと一緒に活動している女
性から。
「私や私の周りの多くの人が受けてきた教育の中
で、憲法について触れることもありました。でも、
それは自分の生活にかかわるものではなく、年号
や起こったことを暗記するため、試験のための勉
強でしかなく、社会に出た後、数学の難しい公式
と同じように、忘れ去られていたものです」。
なるほどね~。憲法について学校で学んだ知識は、
暮らしと何ら関係のないもの。数学の公式と同様
に試験の前だけ丸暗記。次の日には忘れるものだ
ったんだね。
こり:興味がないのに覚えなくてはならない。そ
んな知識はすぐに忘れるよね。学校で学ぶ知識は
要らないものだってあるよ。
▲でも憲法の知識は要らないものだったのかしら?
「ところが、多くのママたちが、口々に愚痴るさ
まざまなことが、潜在的なジェンダー差別による
ものだと気づく人は少ないのです」。
そして、憲法を改めて読んだとき、その中にはち
ゃんと私たちのことも書いてあると気づけたのです。
学生時代に少しだけ触れて、まったく自分のこと
だと思っていなかったものが、長い不遇の時間を
経て(おおげさですが笑)やっと自分のことだと
思えるようになりました」。
▲憲法とジェンダーが結びついたんだね!!
「日々の子育てや家庭のことや仕事で忙しいママた
ちは、難しいことを考える気持ちの余裕がありま
せん。でも、わかりやすく楽しい時間の中で、憲
法を見たときにハッとしたんです」。
さらに、
「日常の中に埋もれたジェンダー差別は、女性自
身も気づかないところで、自分をも差別している
と感じます」。
その通りなんだよね。ジェンダー差別に女たちが
気づいてないんだ・・・
「多くの悩みを抱えたママたちが、苦しい気持ち
を共有し合い、支え合って、「私自身もありのま
までいいんだ」と思えた時にやっと救われていく
姿を見てきましたが、それを根底から支えるもの
が、憲法だったんですよね」。
▲女たちが受けているジェンダー差別を救ってく
れる大きな身方が憲法だった!!
「その憲法が変えられてしまうということも、ニ
ュースを見ても遠い世界の話に思えていましたが、
身近な自分に関わるものだと実感しました」。
最後に、
「男女共生ネットでの憲法の勉強会は大賛成です。
そこから、もっと広くママたち、女性たちに広がっ
ていくといいなあと思います。
不満をどこかに訴えていくより、憲法を学んで、
自分の権利をきちんと知って行動することが、日
常の苦しみを解決していく力になると思います。
今後もよろしくお願いします]。
▲ほう!スゴイメールだった。憲法とジェンダー
がひとつになった。ジェンダー差別は憲法が許さ
ない。憲法こそ、女たちの身方なんだ。
このことに気づいて、この女性は大きな飛躍を遂
げたのだ。
フー、ため息がでるよね。
こり:珈琲でも呑もうよ・・・
やまねこ通信371号:「ジェンダー差別撤廃が目
的の団体が、どうして憲法勉強会するのよ?」
これを読んで理解した。でも相当頑張らないと読め
なかったぞ。
こんな声が寄せられる中、読んでくださったみなさ
ん、ありがとうございます。
ジェンダー差別を撤廃してゆく何より強い身方が憲
法なんだ!
その憲法が改悪の危機にさらされてるんだ!
このメールを寄せてくださったかほりさん、どうも
ありがとう!
こり:やまねこ通信、たまには役に立つんだね!
珈琲うまいね。
あ、やまねこ涙ぐんでる・・・
こりでした。
うらおもて・やまねこでした。
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