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2016年7月10日日曜日

やまねこ通信356:「でんわ勝手連」で選挙応援「でん活」を体験する

@@@やまねこ通信356号@@@
「でんわ勝手連」で選挙応援「でん活」を体験する

ついに参院選投票日。朝の気温19度、晴天である。朝から
晴れると行楽に人々が逃げる。朝方曇り午後から晴れだと
投票率が高いとか。

▲「でんわ勝手連」という若者の活動に参加した。自宅で
ひとりできる選挙応援だ。参加を申し込み住所録などを受
け取った。

仲間が一箇所に何人か集まり、それぞれ携帯を使って「で
ん活」するケースもあった模様。Facebookで写真を見ると
なんだか楽しそうに見える。

「話しかけマニュアル」にしたがって、電話する。
「お忙しいところ、おじゃまします。わたしは、このたび
参議院選に立候補しました**を応援する会の××です。
もう、応援する候補者をきめておられますか?」

こうして、相手の支持政党をさりげなくたずねる。話の接
ぎ穂である。聞いてもらえそうなら、本題の**候補の紹
介を手短に。

相手は応える。
「まだ、考えてないんです」。
「よくわからなくて」。
「誰がいいかと思ってますが」。

こんな返事が帰ってきたら、しめたもの。
**候補の政策をゆっくり手短かにお伝えする。
「あら、そうなんですか」
「わかりました」
こんな返事が帰ってきたら、内心「良かった!良かった!」

無関心層の票を、こちら側に取り込めたぞ!
この直接的手応えがあって、なかなか面白い仕事だよ。

けれどこんな相手ばかりでないのはもちろんだ。
**候補の名を告げる。
「今、揚げ物してるから忙しいんだ」ガチャ~ン。
「もう行ってきたよ」ガチャ~ン。
「うちは昔から自民党だから」ガチャ~ン。
「××党は嫌いだから!」ガチャ~ン。

▲電話する前に、このような回答がくることを、まずは覚
悟して掛かることが大切だと思う。相手がこう言っても、
電話をかけたやまねこが「お前なんか大嫌い!」と言われ
たのではない。この点が大切だと思う。でないと、自尊感
情が傷つけられ、心が折れそうになることもあるだろう。

相手の発言は、候補者あるいはその所属政党所属陣営に対
して投げかけられたヤジだと思うといい。候補者のポスタ
ーを破る人もいる世の中だ。個々のわたしやあなたの人格
に向けられたものではない。
すかさず気を取り直し、また次の電話番号を押す。

▲どれだけの時間がかかるだろう。
20件に電話して30~40分かかる。留守の家も多く、
留守電に入れることも。使われてない電話も見つかる。

やまねこが参加したのは選挙戦終盤の三日間。期日前投票
をすませた人も多かった。
「支持者をまだ決めてない」から、「われらが**候補支
持」に転換すれば、成功だ。この「成功例」は、どれほど
だったか?
300件中、22件である。

話は聞いてくれたけれど、反応が鈍くて届かなかったもの
が少なくない。

電活して困ったこと。それは、自宅の電話のバッテリー
が思いのほか老衰していたこと。40分以上通話すると
バッテリーが切れそうになり、充電の必要があったこと
だった。

▲市民連合推薦、野党共闘の杉尾ひでや候補。それに自公
推薦、自民党会見草案の起草委員である若林けんた候補。
分かりやすい構図の選挙だと思っていた。

ところがである。昼間、固定電話に出てくる比較的高齢の
方々。

参議院選があることを知らない。
どんな候補者がいるか知らない。
こんな人々が多かった。

「改憲」について聞いていないのは当たり前だと思う。自
公政権が「改憲」隠しをし、メディアが封印しているのだ
から。

▲今回「でん活」に参加し、支持候補が応援できた満足感
が得られた。大勢の参加があるといい結果を生むことも分
かった。後で後悔しないための「お守り」を手に入れるこ
とができた。

「でん活」を企画しコーディネーターを担当した松本のゆ
かりさん、諏訪のまりさんら、若いみなさんどうもありが
とう!!

それにしても選挙後の「改憲スケジュール」には覚悟が必
要だ。結果がどちらに転んでも。



うらおもて・やまねこでした。

2 件のコメント:

  1. そういう活動があるのですか。てっきり選挙事務所の人が電話をかけているのかと思いました。我が家にも電話ありましたよ。支持政党からではなかったのですが「わかりました。ご苦労様ですね」と言って切りました。あからさまに「いれないよ」とは言わないです。比例代表で私が入れた方(やまねこさんから教えていただいた方です)、厳しかったようですね。トップ当選はおそらく国労などの流れを組む方。組織票のチカラは大きいですね。とにかく、当選された方は議員バッジに恥じぬよう、しっかりと勉強されて国民のために奮闘頂きたいです。

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  2. 自宅でできるところがいいよ。あなたのところに「敵陣営」から電話がかかったとは!回答は千差万別だよ。お世辞に乗らないように注意しました。比例区は残念だったよね。立派な女性候補だったのに。
    これから当選議員の活動を見守ることが、私たちの責任なんだ。

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