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2016年7月30日土曜日

やまねこ通信360号:自民党支持層はどこにいるのか?どうやったら崩れるだろう?

@@@やまねこ通信360号@@@
自民党支持層はどこにいるのか?どうやったら崩れるだろう?


昨今の政治問題について、友人と語るとき、同じ謎が語ら
れる。

「ところで自民党支持者っていったいどこにいるのかな?
どんな人たちなんだろうね?」

やまねこもずっとそう思っていた。ところが、今回の参院
選で野党連合の杉尾ひでやを応援してさまざまな人々と言
葉を交わしてゆくと、少し謎の答えが分かったような気が
した。実は前から分かっていたことなのだ。

▲「自民党支持者」は意外と身近にいる。まずもって、駅
前商店街の店主たちである。商店街は大売出しをしたり祭
りの支度の寄り合い共同作業で、顔合わせする機会が多い。
商店街の店主たちを束ねるのが商店会、商工会である。さ
らに商工会議所。これは経団連などと並んで自民党支持団
体ではないだろうか。

▲商店街が、スポーツチームの応援団を兼ねていることが
多い。高校野球の応援をする全国津々浦々の市民集団は、
集団行動、寄付金活動などで商店街、商工会、野球名門校
の応援団と一体となっている。

今ではそれにサッカーチームが加わっている。「地元のチ
ーム」を応援し町おこしに役立てることが大義名分のよう
に横行し、排他的な応援を当然のように盛り上げている。
無関心な市民はよくても「変わり者」扱いであり、反対の
行動をする時には勇気が必要だ。

これらスポーツチームを目指す子どもたちがいる。子ども
野球やサッカーチームの保護者会は、地域での商店会系囲
い込み勢力に対して無視を決め込むことができるだろうか。
子どもを質に取られたら難しいだろうと思う。

▲それに町内会。ご近所の有力者が保守系市長のおともだ
ちであるというのは見慣れた風景である。多くの地方では
市民が市長の与党を務めている。婦人会がその下働きをし
て、祭りの折など炊き出しに駆り出される。職業を持って
いる女たちが多くなれば、こんなことは横行しなくなるは
ずだが。うちは違うよ、という地域がふえるといいのだが。

▲さらに商店会、町内会の女性たちが束ねる稽古事、スポ
ーツのサークル。こうした集団では、政治の話をすること
がタブーになっている。政治の話をしないということ自体、
お上に忠実な保守勢力集団ということなのだ。

一方で企業で働く男性も女性も、職場でそれぞれの売上
の向上を使命としている。国策の向かうところに敏感にな
り、「アベノミクス」などに乗ったかの発言を余儀なくさ
れる。企業の中で出世することは、経団連などの財界と同
じ姿勢で未来に向かうということだ。これが保守政党と一
体であることは、言うまでもないこだろう。

以上のすべてが自民党支持の人々ではないだろう。けれど、
この中で、政治には無関心だと語る人々が、消極的であれ、
自民党支持者である。個々に別の政党の支持者がいても、
自民党支持者と敵対関係に入ることは難しい。

こうして見ると、あたり一面に自民党保守勢力ばかりと見
えてくる。

▲けれど、個々に語り合うと、岩盤とみえる保守層がく
ずれおちてくることがある。以外にもろいことがある。

政治の話題を話しかけてみる。
どうせ、ダメだと思わないこと。



うらおもて・やまねこでした。

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