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2011年10月6日木曜日

福島・子ども甲状腺機能に変化、脱原発諏訪連絡会、諏訪地域自治体の議会事情

@@@@やまねこ通信142@@@@

福島・子ども甲状腺機能に変化、脱原発諏訪連絡会、諏訪地域自治
体の議会事情

●東電福島原発事故が発生以後、事故後の被災者の対策が進まない
ばかりか、脱原発の方向に舵を切ることさえできない「どじょう内
閣」の政治的停滞の、終わる兆しも見えぬ中、第二段階の現実の兆
しが立ち現れたことが報道されている。これこそ、やまねこの仲間
たち、脱原発諏訪連絡会の仲間が最も恐れていたことである。

●甲状腺機能:福島の子供10人に変化 NPO検診
(毎日新聞WEB)長野県松本市のNPO法人「日本チェルノブイ
リ連帯基金」(鎌田実理事長)と信州大医学部付属病院が、東京電
力福島第1原発事故後に県内へ避難した福島県の子どもを検診し、
130人中10人で、甲状腺ホルモンが基準値を下回るなど甲状腺
機能に変化があったことが4日分かった。健康状態に問題はなく原
発事故との関連は不明といい、NPOは「参考データがなく、長期
の経過観察が必要だ」と話している。

10人の内訳は▽甲状腺ホルモンが基準値以下1人▽甲状腺刺激ホ
ルモンが基準値以上7人▽甲状腺組織が壊れたことなどを示すたん
ぱく質「サイログロブリン」の血中濃度が基準値以上2人--で、
甲状腺異常や甲状腺機能低下症はなかった。

長野県茅野市に避難した生後6カ月~16歳の130人(男75人、
女55人)を対象に7月28日~8月25日、問診や尿・血液検査
をした。
甲状腺は、身体の発育に関連する器官。甲状腺ホルモン分泌にヨウ
素が使われるため、子どもは大人より放射性ヨウ素を蓄積しやすい。
【大島英吾】

6.11下諏訪「「原子力を見直そう!」との集会を環境会議・諏訪
が下諏訪文化センターで開催した。この集会は全国140か所開かれた
6.11.100万人アクションの一環でもあった。

集会後、参加者の中から立ちあがったのが、個人参加の会、「脱原
発諏訪連絡会」(代表・塩原俊、藤瀬恭子、毛利正道)である。月
12度、「相談会」という名で、今後の活動について話し合う会を
開いている。104日(火)の回では、今後の大会の日程、会員の自
主的な活動の提案、会員の様々な意見表明が行われた。

●この会に、食品の汚染を監視するための「民間放射能測定所」の
設立を考えるメンバーが現れた。twitterメンバー、自燈明(じとう
みょう)@houtoumyouさんである。子どもに対する責任を真剣に考え
る若い父親の自燈明さんは、国の対策を手をこまねいて待つわけに
はいかない。現実がどんどん進行しているではないか。こうなった
ら民間で立ちあげるしかないだろうと考えている。
この発想自体、やまねこはいたく共感するものである。

けれどネックは資金源である。大気の放射能濃度(セシウム)を計
測する機器は比較的安価、30万円程度。けれど食品汚染測定機器は
450万円あたりという。生活クラブ生協は、購入の見通しとの話も語
られた。さすが生活クラブは意識が高い。やまねこあらためて尊敬
の眼差し。

こうした議論を進めるうち、各自治体が食品汚染測定機器を購入し、
管理すべきではないかとの提案が語られた。それは良い考えだと思う。
けれど即効性は見込めないだろう。

食品汚染測定機器購入の議案可決のスピードが、各自治体の意識水準
を示す指標になるかもしれない。茅野市長、および市議会は、諏訪6
市町村の中で最も遅れて、自分で決定する意欲も能力もないままに、
他市町村の決議の後を追随するのではないかとやまねこ危惧している。

この危惧は、浜岡原発廃炉決議の申し入れを、茅野市に申請した事後
経過に鑑みての懸念である。茅野市議会の同委員会は、この申し入れ
の意味も理解できず、地方自治の力を示す機会であるとの認識もなく、
まともな議論もしないまま、継続審議というリジェクトボックスに送
り込んだ。

岡谷市、富士見町は意見書採択、下諏訪は趣旨採択。諏訪市は申請者
の意見聴取の機会を設けて継続審議、原村継続審議、茅野市は意見聴
取の機会さえ設けなかったことでその水準が今回示された。

市民派であるかの仮面を付けて当選した市議たちが、自民党議員の意
見を無批判に受け入れ、自前の考えや調査能力が皆無であることも明
らかになった。

今後、市議会を事あるごとに傍聴する必要があるだろう。市民の負託
を受け税金から歳費を支払われた市議たちが今のままの無気力不勉強
で許されるわけがない。こう考える市民が、やまねこの周囲に最近多
くなってきた。

うらおもて・やまねこでした。

コメント記入が難しい状態です。
皆様にご迷惑をおかけしております。
ごめんなさい。以下に、ご返事を書きます。

こまつさま

コメントありがとうございます。

しっかり仕事している市議がクダラナイことで足を引っ
張られている現状を見聞きします。

惰眠をむさぼる議員たちの歳費で、食品の放射性物質測
定器が、いったい何台買えることでしょう?

やまねこ

2 件のコメント:

  1. 行政のレベルの低さに、当面は期待できそうにありません。
    「この人が市政をやってくれたら」という人ほど、表に出ることを嫌がるでしょう。
    クダラナイしがらみに、がんじがらめになることの怖さを知っているでしょうから。
    これから市民は「自分の身は自分で守る」の発想でいかないと、待っている内に手遅れになりかねません。
    この一大事だというのに、問題だらけ、障害だらけで参ります。

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  2. お金の使い方をいつになったら分かるのでしょうか。
    子供にお金を投資せず、ドブに捨ててきたニッポン。
    独創的な仕事の出来る人間は育たず、国益になる種蒔きをして来なかったツケは大きいです。
    これからは被曝での健康被害が増大し、そちらへお金は吸い取られて行き、悪循環から抜け出せなくなるのではないでしょうか。

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