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2012年12月23日日曜日

いい加減にして!困ったときの母ちゃん頼み、候補者を育てることから始めなくては、宮本太郎氏


@@@やまねこ通信249@@@

昨日、環境会議・諏訪の忘年会が、諏訪湖畔の旅館で開かれました。
20年を越える活動歴には、蓼科ダム建設を廃止に追い込んだスゴイ
実績があります。代表は塩原俊さん。
(環境会議諏訪のHPです。http://kankyoukaigisuwa.blogspot.jp/

今回は、総選挙後の思いを抱えた会員のみなさん、自己紹介を兼ね
た発言には、民主主義、正義の言葉が飛び交います。

けれど、イデオロギーの掛け声ではなく、それぞれの活動をふまえ
る中で、原則に立ち返って考えるとの傾向が見られ、得るものの多
い時間でした。

やがて、「女性の首相を作ろう」との男性の声があがり、男性参加
者の中から賛同の声がいくつか上がります。

●やまねこは、いつものように、やまねこ通信で、日頃お伝えして
いることを、語りました。

男性の皆さんが、「女性を首相に!」と声を挙げておられることを
聞いて、第一に、微笑ましいことではないかと、やまねこは受け止
めます。

「女性を首相に!」との声は、女性大統領を生み出した韓国に、置
いてゆかれた悔しさのため、拍車が掛かっているでしょう。

けれど、男性が女性に助けを求めるのはどんな時なのか?
無力のどん底に落ちた際、子ども時代の自身の無力を回想し、苦境
を解決した母を思い出す心境に、男性が立ち返るのではないかと、
やまねこは睨んでいます。

「おかあ~ちゃ~ん、たすけてえ~」
これが男性のホンネではないのか!

困ったときだけの、この叫び。
最悪の事態から少し回復したと思ったら、さっきの泣いた顔はどこ
へやら、ケロリと忘れ、またしても、「男が、男が」の掛け声に転
じて、人口の母集団が男女55割であることを忘れてしまうことを、
何度繰り返したら、気が済むのだ!

もう、いい加減にしてくれ!

今度こそ、あらゆる活動に、女性を半数組み込む活動を開始、継続
しなくては!
女性を国会議員にする活動が開始されなくては!

●長野県はずっと、国政選挙の女性候補者が少ない。自民党の女性
候補者は歴代ゼロである。

今回の候補者の性別は、1区男性4人、2区男性5人、3区男性5人、
4区男性4人、5区男性4人、女性1人。

女性候補者は、5区社民党候補の池田幸代さんばかり。政治におけ
る男性天国の面目躍如!

●今回の総選挙で、やまねこは痛切に思った。
公示近くになって、候補者が出てきた頃はすでに遅い。
候補者選び、候補者育てこそ、選挙民の仕事ではないのか!

この矢先、宮本太郎氏の記事が見つかる。
経済観測:政治家を育てよう=北海道大教授・宮本太郎
毎日新聞 20121221日 東京朝刊
(以下、毎日ウェブ記事の引用です)。

●総選挙のたびに政界地図が激変し、「チルドレン」「ガールズ」
「ベイビーズ」などと呼ばれる多くの新人たちが議席を獲得する。
今回も当選議員の4割近い184人が新人である。

各政権のていたらくを見ると、誰もが「全員交代!」と叫びたくな
る。だが、それだけでは政治の力量が蓄積していかない。今ほど政
治家の包括的な政策力が必要な時はないのに、である。

厳しい審判を受けた民主党には、新人議員の政策力を育成する仕組
みがなかった。政務三役などで政府に入った議員は力をつけたが、
それ以外は政策論議に本格的に参加する機会がなく、その結果、党
内に亀裂が生じ分裂につながった。

かつての自民党では、議員は政務調査会部会に所属し、官僚に見い
だされてその省庁の利益を守る「族議員」として育成された。だが、
今日の政治家には、生活感覚に基づいた政策を、省庁の壁を超えて
実現することが求められる。

生活に根付いた政策形成には女性議員の役割が大きいが、今度の選
挙ではもともと少ない女性議員が前回比で16人減って38人とな
ってしまった。もはや政党に頼るだけではなく、市民自らが政治家
を育成していく発想が大事だ。

米国には「エミリーズリスト」という運動がある。市民や団体がお
金を出し合って政治家を支援するPAC(政治活動委員会)と呼ば
れる仕組みの一つで、市民が資金援助で女性政治家を育てて議会に
送り込むことを目的としている。現在は200万人以上の会員がい
て、1985年の創立以来、87人の下院議員をはじめ、数多くの
女性政治家を当選させてきた。

お任せした上で審判する民主主義から、参加して育てる民主主義へ。
新たな一歩が必要だ。(以上、引用終わり)

●なるほど、「エミリーズリスト」って、面白そうだね!
「1985年の創立以来、87人の下院議員をはじめ、数多くの女
性政治家を当選させてきた」。
スゴイパワーだね!

けれど、「生活に根付いた政策形成には女性議員の役割が大きい」
との表現には要注意。
女性が得意とする分野は、特定の場に限られてはいません。
男性がそうであると同じにね!

昨日、22日、ちの男女共生ネット、今年最後の会議を開きました。
その席で、仲間のちづこさんが、この記事は、是非ともみなさんに
お伝えしたいと、宮本太郎氏のこの記事を、読み上げてくれました。

●ちの男女共生ネット、次回は1月26日(土)午後1時~4時。茅野
市家庭教育センター。テーマは「女性と経済・新聞切り抜き・全員
参加勉強会」を開きます。

次回から勉強会の折に、自由トーク、女たちのしゃべり場の時間を
拡大します。

どうかお楽しみに。

その折に、「エミリーズリスト」ちの版のアイディアを持ち寄るの
もいいかもしれないよね。

今から、どしどしアイディアを、やまねこにお送りくださいね。


うらおもて・やまねこでした。

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